2015年03月23日

春こそ中国江南エリアへ

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 3月23日〜24日までは取材・収録・勉強のために浙江省安吉に行っていました。

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 今回は、私の番組収録のために取材班も同行しましたが、なんといってもこの春の江南地方は最高です。気温もちょうど良いし、山村では花が咲き始め、彩りが鮮やかです。そして、日本で杉ヒノキの花粉症に悩まされている人も、この時期の江南エリアなら大丈夫です。とても快適な春を過ごすことができるはずです。さらに、風の関係もあって、上海エリアの大気汚染の問題もずっとマシです。

 朝7時頃に上海浦東を出発し、途中古北にあるクリニックに寄って用事をすませ、取材班とは11時頃に安吉ICで待ち合わせ。時間に遅れることなく、休憩込みで4時間で到着しました。

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 さっそく、安吉の老太婆干挑面(天荒坪路)でお昼を済ませる。安吉にきたら、絶対行きたい、地元でも評判の行列のできる麺でお昼をいただき、いつも生薬鑑別の指導をしてもらっている馬先生のお宅にお邪魔。

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 ここに来ると、上海では実際に触れることができない、本当に色々なことが勉強できるので、私は大好きです。何より、リュックを背負って、薬草を求めて山の中に入っていくのもまた楽しいものです。

 そしていつもの民宿へ。

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 自分がインタビューを受けることがあったら、ぜひここで!と思っていたのですが、まさかこんな早くに実現するとは思いませんでした。

 今回はここまで来て下さったスタッフの皆さんには感謝します。

 バックには黄浦江の源流がある竜王山がドンとそびえていて、春の山々の景色がとても美しいです。そして、この時期ならではの緑が美しい竹林も。

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 ここに来て嬉しかったのは、沢山の小川が復活していたこと。2014年年末は、記録的な少雨で、農作物にも影響が出たということでしたが、とりあえず水の流れはあり、ホッとしました。

 夜は自家製野菜の料理に舌鼓。自家製の腐乳も美味しかった。山の上の生活では自給自足しかあり得ない。なんとも贅沢な時間です。

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 朝は早朝から裏山へ登ってきました。山というより、岩の塊ですが、遠くからは登り口が無さそうだけど、一旦食らいつくとルートはありました。ここから見る朝日もまた美しい。

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 2日で600キロほどのドライブでしたが、とても実り多い旅でした。

 ふと出て行きたくなる、そんな浙江省安吉の魅力がいっぱいです。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 中国旅行記

2015年03月21日

2つの国際都市、上海市と奈良橿原市に住む

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 東京出張から帰ってきてすぐでしたが、3月16日〜18日と少しまた日本に戻っていました。

 理由は、奈良県内での自分の新しい拠点探し。2015年は日本との往来がかなり増えているのと、家族に日本文化を知ってもらうために、しばらく家探しをしていました。

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 関西空港に近いエリアで、しかも日本的な要素が沢山あるところを探していたら、知り合いのご紹介もありなんと橿原市今井町にご縁がありました。

 ここには世界遺産級の町屋が残っていると言っても過言ではない、素晴らしい街並みがあります。一目見て、決断しました。

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 意外と知られていないかも知れませんが、関西空港を利用するものからすると、橿原市八木エリアは非常に近く、(関空発・八木駅発ともに)毎時0分に出発するリムジンバスにのると1時間きっかりで空港に着きます。これも、南阪奈道路のおかげですね。大阪市内を走らないので、渋滞にも遭いません。帰りは八木発16時のリムジンバスに乗ったら、飛行機が30分遅れても、無事にその日のうちに上海の自宅に着きました。リムジンバスは特急「はるか」と違って、乗り換えがないからラクです。

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 さらに、橿原市は明日香村にも近いし、大和三山をはじめとする山々も美しい。初代神武天皇から4代懿徳天皇まで連続4代の天皇家の古墳があるだけでなく、橿原神宮もあります。まさにパワースポットですね。

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 私自身は、活動の本拠地は今後も上海です。中医学がある限り、上海を離れることはないでしょう。そこで、日本の拠点をこれまでの北葛城郡から橿原市に移したというわけです。

 歴史的に考えてみれば、ここには藤原京があったわけですし、中国との繋がりも元来深い。私にとってはぴったりの場所ではないかと思いました。我が故郷、奈良を改めて見直しました。

 新しい大都会上海市と歴史的に渋い橿原市。この2拠点をうまく利用して、中医学の研究に励みたいと思います。そして、ここから中国にむけて日本も発信していきたいと思います。

 なによりも、奈良県立医科大学にも近いですし、中医学だけでなく、日本漢方にも触れるチャンスが増えそうです。ワクワクしてきました。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 16:19| Comment(0) | 奈良橿原市今井町の魅力

2015年03月14日

結婚記念日を迎えて・結婚7年〜16年目が危険らしい

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 つい先日、我が家も結婚記念日を迎え、7年目になりました。

 折角の節目なので、妻を連れて環球金融センターにあるパークハイアットホテルの91階にあるレストラン、100センチュリー・アベニューまで食事にしました。なぜここを選んだかというと、意外と中華料理が美味しいのですよね。しかも、知り合いが内装設計をしたので、ちょっと思い入れもあります。ただ、もう少し夜の空間が明るかったらいいのですが。料理の色彩がきれいに見えないのが残念。

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 そして、なんといっても1年間有効の3000元の会員になると、50%オフというのがあって、半額となると上海市内のちょっとしたレストランと同じぐらいの値段になるわけです。そういうわけで、先日の妻の誕生日もここで食事をしました。ワインのワービスもありました。

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 中国語では結婚7年目に関して、「七年之痒」という言葉があって、7年目ぐらいからいろいろと問題が起きると昔から言われています。確かに、子供ができてなにかと忙しい時期にぶつかるわけで、クルマや家を買ったりと出費も多く、仕事の転換期であったりといろいろなことが起こるわけです。逆に16年を過ぎた頃になると、安定期に入ると言われています。

 上海で行われた調査では、毎日30分以上夫婦で交流があると答えた人は15%しかなく、大部分が夫婦間の会話すら十分に行われていないのが現状らしい。

 確かに、私のまわりをみていても、かつて怒濤の如く結婚式に参加した夫婦間でも、離婚騒動になっているところがチラホラ出始めています。

 我が家というと、日中カップルなので、普通の結婚とは色々違ったところがあるかも知れませんが、でもどの家庭でも「普通の結婚」はあり得ないわけで、それぞれの事情を抱えることになります。

 とはいえ、国際結婚だから体験できるいろいろな楽しみもあります。物事に対して、「あ、こういう風に捉えるのだ!」という新鮮感は、いまでもありますね。これも何かのご縁ですので、妻には今後ともよろしく!とお願いしておきました。(^_^)

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 国際結婚その後