2015年04月29日

今井町から畝傍山・橿原神宮と明日香甘樫の丘

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 今日は昭和の日でした。
 娘も学校が休みだし、天気もまずまずだったので自宅のある今井町から橿原神宮を経由して明日香村にある甘樫の丘まで歩いてみることにしました。

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 今や、祝日と言っても日の丸の国旗を玄関に掲揚するお宅はほとんどみませんが、奈良橿原エリアでは結構見かけました。中国では祝日に国旗を掲揚するのは極めて当たり前のことなので、むしろ日本であまり見かけないのが不思議にも感じますね。

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(神武天皇陵)

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(橿原神宮)

 今井町から橿原神宮まではちょうど2キロぐらいの距離。橿原神宮にはそこそこの参拝客をみますが、隣の神武天皇陵まで来る人はそういません。ただ、パワースポットとしては申し分のない条件だと思います。

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(畝傍山から望む)

 ここからすこし頑張ると畝傍山まで登れます。大和三山の一つでもある畝傍山ですが、何十年と奈良県人でありながら、いちども登ったことがありませんでした。今朝いざ登ってみると、山頂からの景色は素晴らしい。
 今井町が足下の見えますし、葛城山など奈良ではお馴染みの山々が一望できました。

 畝傍山程度の山だったら早朝には結構なお年でも登ってこられる方が多く、往復するだけでもとてもよい運動になると思います。この眼下の景色を見に来るだけでも、スカッとしますね。

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 さて、この今井町から意外と近いのが、ハイキング感覚でいけるの明日香村。今回は家族を連れて甘樫丘まで行ってきました。甘樫丘といえば蘇我氏の邸宅が山の上にあったそうですが、今では公園と整備されていて、散策するのにはちょうど良いです。Googleの地図で確認すると今井町からは5キロ弱程度の道のりです。

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 甘樫丘までのルートがこれまたよくて、日本の里山風景を沢山残しています。春のポカポカした陽気のなかで、草の匂いがとてもいいですね。これは実際に歩かないと感じることができません。

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 帰りは橿原神宮前駅まで戻り、そこから近鉄電車で八木西口へ。半日もあれば十分に楽しめるルートですね。

 橿原市周辺というのは歩きやすいルートがいっぱいあるのも魅力だと思います。

 ディスカバリー奈良ですね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 奈良橿原市今井町の魅力

2015年04月28日

奈良橿原今井町界隈で見つけた美味しいもの

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 「歴史のある街には、当然美味しいなにかがある。」

 これは中国での旅の鉄則ですが、この奈良県橿原今井町にはどんなものがあるのか?

 私もこのエリアに上海の次の第2本拠を構えて間がないですが、街を散策しているといろいろ私好みのものを見つけました。

○小林豆腐店(奈良県橿原市今井町4丁目5−12 電話 0744-22-2509)

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 中国にいても、必ず美味しい豆腐屋さんを探しているのですが、今井町にもあるこのお豆腐屋さん絶品。大和あげという巨大な厚揚げも有名ですが、自家製のコンニャクもぜひ食べてみたいところです。ベーシックなお豆腐ですが、それがまたいいと私は思います。

○恒岡醤油醸造本店(奈良県橿原市今井町3丁目2-34 電話 0744-22-2071)

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 冷や奴と言えば、やっぱり美味しいお醤油が不可欠。この今井町で、伝統的に醤油を手作りで作り続けているお店がここです。日本料理にも欠かせませんが、我が家ではもちろん中華料理にでも使っています。

○六齊堂のカステラ(奈良県橿原市今井町2丁目10-29 HP:http://himasiyu.web2.jp/kasutera/rokusaidou-kasutera2.htm

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 上海でも今や珍しくなくなった日本のカステラ。その原点のような手作りカステラのお店が今井町にあります。ご夫婦でやっておられ、いつも忙しそう。カステラの底にある粗目も健在。私も上海へ帰るときはお土産に持って帰ります。上海人が好きなんですよね〜。

○粋庵(奈良県橿原市今井町1丁目4-35 電話:0744-29-3807)

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 お昼はお蕎麦、夜は日本料理のお店になります。八木西口の駅から歩いてきて今井町に入るところにあるので、前を通る方も多いはず。ご近所さんなので、前を歩くと、出汁のいい香りがしてきて、思わず食欲がそそられます。色々とお世話になっております。特に、お昼に出てくる今井膳は結構な人気のようですね。

 ここに引っ越してきたわけですから、なんとか地元を微力ながらも盛り上げていくことができたらと思っています。

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2015年04月27日

都会のオアシス、奈良橿原今井町の暮らし

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 4月27日〜5月1日までは奈良に戻っています。ご近所から「お帰り」と言ってもらえると、なんかホッとします。さっそく自宅に着くやいなやタケノコをいただきました。

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 人口2,400万人の上海の雑踏に生活していると、ふと静けさを求めたくなるのものです。上海でずっといると疲れてしまう人が多いのも、精神的に病んでしまう人が多いのも、そもそも上海の「陽」があまりにも強すぎてしまうからではないかとも思うこともあります。奈良県橿原市も奈良県下で比較的大きい市といっても人口は12万人ですからね。規模の違いは歴然です。

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 そんなとき、自分自身の体にあった陰陽のバランスを整える場所があってもいいのではないかと思っていました。いまのところ、中国国内なら中国浙江省の安吉の山中がそうだし、日本だったら奈良橿原の今井町がそれにあたります。移動が苦にならなければ、全く性質の異なった街で、異なった生活を楽しむのもまた良いかもしれません。

 観光で、今井町に散策に来られる方は結構おられますが、滞在してみるとか、住んでみるという人はあまりいないように思います。でも、朝昼夜で街の表情は変わりますし、街のニオイも違ったりします。

 とくに、夕方に街を歩くと、西日が木の建物を照らし、独特の香りを感じるんですよね。これは私の上海人妻が言っていました。だから夕方の散歩が大好きなのだそうです。

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 通りに面している書斎に坐っていると、散歩する人やご近所さんの声も聞こえてくる。そういう風景を眺めるのもまたいいものです。遠くには、電車が走る音も聞こえてくる。
 
 考えてみれば、大都会が通勤ラッシュの時間帯でも、ここ今井町では何もなかったように静かに時間が過ぎ去っています。この町が最盛期だったころは、町をぐるりと堀が巡っていて、外からも隔絶されていました。そういうことを思い巡らせると、今にも豪商の町人達の声が聞こえてきそうです。

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 日がすっかり暮れると、今度はお風呂屋さんに行きたくなる。(参考情報
 上海にも極楽湯やらハード面ではしっかりしたスーパー銭湯があるけど、中に入ってくる人は中国人。日本で銭湯に入るのとはやっぱり感覚が違うんですよね。ハードができても、まだまだ文化は育たない。これが今の上海の現状なのです。
 ここ今井町で60年の歴史をもつ「蘇武湯」は、麦飯石のお風呂だけど、上海から戻ってきたときは必ず行きます。(^_^) お風呂好きには本当にたまらない。

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 きっと今井町にずっと住んでいるとなんでもない日常の光景なんだけど、こうやって外から来たもの、さらに妻のように海外からきたものからすると、その魅力はありすぎてとても書き切れない。
 昔のモノを単に残すということなら中国でもやっていますが、中に人々の日常が残っているというのはなかなかありません。ましてや、そう言う環境の中に、自分自身が生活するなんて中国でもとても難しい。

 私にとって、上海があるからこそ今井町の魅力が感じることができるわけだし、逆に今井町にいるから、また上海に戻りたくなってしまう。そういう風に相対的に捉えることができるきっかけになればいいなと思っています。

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