2015年06月12日

北陸新幹線のグランクラス

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  6月12日朝の新幹線で秋葉原から富山へ行きました。6月12日〜14日は富山で開催される東洋医学学会学術総会への参加でした。

 この日は6時前にホテルを出発。東京の街は夜は遅いけど、朝も遅い(笑)。

 ガラガラの秋葉原駅を東京駅に向かいました。いよいよ人生初めての北陸新幹線に乗車です。

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 折角なので、新幹線の最高クラスと言われているグランクラスを体験してみることにしました。

 同様のサービスは、実は上海-北京の新幹線にも一足先に導入されていて、私も体験してきました。中国ではビジネスクラスと表記されています。(記事はこちらから)中国にしてはまずまずといった印象だったのですが、乗車時間あたりの料金で計算すると、今の為替レートならグランクラスとそんなに変わらない感じですね。

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 早朝の列車だけに、私一人だけの利用客か?と思ったら鉄道フアンらしき人が乗ってきました。彼が写真を撮っている被写体から、すぐにそうだと気づきました。私も含めて、鉄ちゃんだったら一度は体験したいものなのです。(笑)

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 グランクラスは、航空機のビジネスクラスを意識したような椅子の配置で3列。レクサスのシート技術がふんだんに取り入れられているとか。いろいろ芸が細かくて、LEDをふんだんに使った照明が雰囲気を盛り上げてくれます。座り心地は確かにいい。

 意表を突かれたのは、なんと朝食の弁当がでてきたこと。飛行機を意識しているのでしょうね。

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 和食と洋食で選べて、なかなかのボリューム。中国の新幹線ではお菓子セットが出て来ましたが、さすが日本!という感じの彩り豊かなお弁当でした。さすがに朝からアルコールというわけにはいきませんが、代わりに温かい日本茶をアテンダントにお願いしました。

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 中国の新幹線のビジネスクラスでもアテンダントが出てくるのですが、こちらはとって無愛想。でもさすがに日本を代表する新幹線は違っていました。

 私の乗ったのは「はくたか」で停車駅の多いタイプ。沿線の駅を一つ一つ停車するので、いまどこにいるのか?よく分かります。

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 少しでも長く列車に乗るための工夫で3時間ぐらいかかったのですが「かがやき」に乗ると2時間半程度で着いてしまいます。

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 そうして、富山が近づいてくると、アテンダントから「富山到着」のご挨拶。座席まで来て下さるとは、これまたびっくりしました。

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 ところで、グランクラスでちょっと残念だったのが、中国の高速鉄道のように始発駅に専用ラウンジがなかったこと。すべての駅には必要ないですが、せめて東京駅のプラットホームとかコンコースぐらいは専用ラウンジがあっても良いように思います。夏は暑いですしね。

 最近、在来線の特急は、グリーン車の車内販売すらない列車も増えていて簡素化の一方ですが、少しぐらい人の暖かみがあっても良いのではないかとも思います。これからもサービスが続くことを願います。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 趣味の世界

2015年06月07日

日本の小学校運動会

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運動会と言えば秋口のイメージですが、最近では梅雨前にするところも多いみたいですね。うちの娘の小学校もこの時期でした。前日が大雨で、天気が微妙だったのですが、なんとか天気も持ち直したみたいで当日は青空もみられました。

 生まれてはじめて体験する日本の運動会に練習が楽しいらしく、応援歌や校歌を歌ってはしゃいでいました。

 中国では生徒数が多いこともあり、なかなか全校生徒で運動会をすることはありません。学年単位で行われ、種目も競技が中心。むしろ運動記録会のような感じです。父兄が見に行くことも殆どなく、練習もほとんどありませんし、平日に開催されるのが普通です。(そもそも、中国の学校では集団でなにかイベントをするのは苦手ですね。なかなかまとまらない。)

 一方で、日本の運動会はダンスや組み体操など全員が一丸となって行う種目も多く、上海人の妻もこの点はかなり驚いていました。そして、中国と違って体が不自由な子供たちも参加でき、彼らを配慮した競技もよく考えられていると言っていました。応援も盛んです。最後まで一生懸命頑張ることが大切ですからね。

 娘の小学校は、校長先生も元気いっぱいで、児童達と一緒に走り回っておられました。児童数が少ない学校だけに、全体のまとまりが良いのが印象的でした。

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 クライマックスはやはり組み体操ですが、昨今その安全に関して物議を醸しているようでも、ここではそこまで危ない動作はなく、比較的安心して楽しく見られたのは良かったです。感動もたくさんありました。そういう追体験も親ができますし、それが日本の良さなのかも知れません。地元の特色有る文化をうまく取り入れた、地域と一体化したような運動会が印象的でした。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 奈良橿原市今井町の魅力

2015年06月05日

奈良県橿原今井町の町屋、虫籠窓(むしこまど)の趣

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 上海から奈良橿原今井町の自宅に戻ってくる度にいろいろな発見があります。
 ここに来ると朝でも夕方でも時間があれば散歩をしてみたくなります。

 とくにこの町屋街の魅力は、季節や時間によっても大きく変わりますし、着目点を換えてみるだけでもとても楽しい。

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 町屋が町屋らしい表情をしている一つとして、虫籠窓の存在があると思います。この窓、中国の古い街並みをみてもあまりありません。まさに日本の町屋の象徴的な窓ではないかと思います。

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 ちょうど玄関の上に位置していて、どうやら昔は物置や使用人の部屋だったりする中二階になるようですが、虫籠のような格子が印象的です。時代が下るにつれて、中二階を部屋として活用するようになったため、虫籠窓は大きく、四角になる傾向になるそうですが、そもそもは丸形で個性のあった形のものだったそうです。

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 今井町にはまだまだ小型のオリジナルの姿の虫籠窓が残っています。散策するときにはぜひすこし目線を上げて頂いて見てみてください。町屋が、まるで顔のように表情を豊かにしてくれます。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 奈良橿原市今井町の魅力