
梅雨時の上海、天気がなかなか安定しませんが、6月3日の朝は久しぶりの朝焼けが見られました。PM2.5値も一桁台と好条件が揃っています。
雨が止むといてもたってもいられなくなり、上海崇明島までドライブに行ってきました。朝5時出発です。
この時間だと、まだまさ上海の道路はガラガラで、ラッシュ時対応に作られている片側4車線の道路はかなり持て余し気味。逆にスピードの出し過ぎに気をつけないと行けないぐらいです。

上海崇明島は、浦東の我が家からだと片道1時間ぐらいの距離。長江大橋とトンネルで長江を渡りますが、土日や祝日となると結構な渋滞となるため、行くとしたら平日が一番です。

さて、暦の上では、2015年は6月6日が芒種。この時期前後から、農家では籾を播くそうですが、崇明島でも田んぼにはしっかりと水が張られていて、トラクターが耕しに走っていました。このエリアは有名な穀倉地帯でもあり、市内の大手スーパーでも崇明島のお米は売られています。中国の水で炊くにはちょうどいいかもしれません。
崇明島にはいくつか自分の気に入ったエリアがありますが、お薦めは東灘界隈。最近、高速道路の出口である陳家鎮から東灘にかけての道路がきれいに整備されていて、随分走りやすくなりました。

この時期、麦畑も見物です。まだ収穫されていない麦の穂が、朝日のものとても美しく映えます。まさしく中島みゆきの「麦の唄」の世界です。

日本だと、とくに私の地元奈良だったりすると、里山の景色が美しかったりするのですが、崇明島の農村風景と言えば、まさに平原の美。スッキリとした地平線もまた魅力なんですよね。上海の街中は高層ビルでゴミゴミしているので、何もないところ、静かなところに行くことは気分転換としては最高だと思います。

朝食はお昼もかねてちょっと遅めにしました。陳家鎮にはいまはHyatt(もちろん、本物!)ができていて、外国人観光客も結構きていました。

まだ橋もトンネルもなかった時代、宿泊施設探しにも困った当時がいまや懐かしい。ただ、ホテルまわりの一戸建てが軒並み空き家なのがちょっと気になります。このあたりの住宅地でも日本円で換算すると4000〜5000万円もします!まあ、環境はいいでしょうが、まわりにはなにもありません。
帰りはスーパー銭湯「極楽湯」に寄って帰りました。上海浦東金橋の「極楽湯」は朝10時からスタート。さすがにこの季節の平日の午前中にくるお客は殆どおらず、大浴場もほぼ貸しきり状態。ゆっくりとお風呂に入って、午後の診察に走りました。
なかなか良い感じの気分転換ができたと思います。
もう少ししたら、稲も青々としてくるでしょう。そのころに再訪するのもまた楽しみですね。
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