2015年07月22日

第25回上海奈良県人会が開催されました

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 7月22日に恒例の上海奈良県人会を開催しました。今回で25回目になります。参加者は22名ほどで、虹橋エリアの中華レストラン「光燕」(仙霞路640号3F)を使わせていただきました。私は初めての利用なのですが、日本人にも食べやすい中華料理だったので驚き。結構美味しかったです。

 上海奈良県人会では、毎回誰かに講師をお願いしてお話をしてもらっていますが、今回は私が担当。最近、家族が奈良橿原今井町にいる関係で、奈良と上海を行ったり来たりすることが多く、今井町の簡単な歴史と今の様子を紹介。私自身、まだまだ今井町の新米住民ですが、だからこそ感じることも色々あります。

 しかし、奈良県人でも、織田信長の時代から続く商人の町だった今井町に来たことがない人が非常に多いことが判明。

 よく言われますが奈良県外にPRするよりも、まずは県内にPRする必要がありそうですね。今でも建っている称稔寺の寺内町として今井町は発展した言われており、一向宗のゴタゴタに巻き込まれながらも自治を守り抜き、かつては立派な環濠もあった町人の町は、江戸時代にかけて莫大な冨を生み出していました。あの織田信長が信頼した茶人今井宗久もこの今井町出身です。

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 来たる2015年8月8日は、今井町で今井灯火会(19時スタート)が行われます。今井町へは近鉄橿原線八木西口駅から徒歩5分程度です。ぜひお越し下さい。ちなみに元祖大和八木駅は実は八木西口駅なんですよね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 上海奈良県人会

2015年07月18日

日本ではありえない上海のぬるい冷麺のうまさの秘密

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 20年間上海で暮らしてきた私の中で、この時期に特に食べたくなるもののベスト3に入ってくるのが上海冷麺です。絶対に期間限定であり、夏以外は登場しませんし、それも普通の店ではなく、伝統的な老舗で食べたくなるのです。しかも日本人が中華料理の冷麺と思っている代物とは全然につかないもの。

 だからこそ上海で食べないといけないわけなのです。

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 上海冷麺の特徴は、何と言っても麺にあります。見た感じは普通の麺なのですが、とても食感があります。市場などで麺を買うときも、普通の麺ではなく冷麺専用の麺を買わないといけません。ちょっと太めで、もじゃもじゃなのが特徴。鹹水(かんすい)も少々多めに使われています。

 さて、麺のゆで方も、普通の麺とは違います。まずは蒸します。家に蒸籠があったらもっとよろしい。蒸したあとに、沸騰したお湯に1分ほど湯通しします。そして葱油をまぶして、くっつかないようにして完成。お店ではこの状態で冷麺専用室に保管されます。ポイントは冷蔵庫に入れないこと。

 上海冷麺は冷蔵庫に入れてしまうと極端に味が落ちるような気がします。あくまでもぬるい状態が味を引き立ててくれるのです。だから、日本人には受けないかも知れません。(^_^)

 食べるときはお好みのトッピングでということで、冷麺売り場にいると、いろいろな「おかず」が並んでいます。これを麺の上に乗せます。ただし、まだポイントがあります。それはタレです。

 基本的に、醤油・黒酢・ピーナツペースト(花生醤)の3つを混ぜます。醤油は上海味の甘口が美味しいです。黒酢は多めに、そしてピーナツペーストが口の中でのまろやかさを決めます。

 上海冷麺は値段もお手頃。日式ラーメンが40〜50元と考えられない値段をつけている中で、10元前後で食べることができます。トッピングも三絲とか木耳面筋とか辣肉とかいろいろ選べます。上海人はトッピングを混ぜたりしません。あくまでも1人前の上海冷麺には1種類のトッピングです。

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 上海冷麺を食べられる老舗は、市内にそう多くありません。

 そんななかでも有名なのが、今回行った浦西の中華路1409号にある「大富貴」でしょう。清代から続く老舗で上海っ子なら誰でも知っています。2Fは高級レストランになっていますが、1Fは上海の「小吃」を食べることができます。朝から地元上海人が行列しているのですぐにそれと分かります。

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 とくに、熟食と呼ばれる前菜のテイクアウトに人気があるようです。

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【データ】大富貴 中華路1409号 
     地下鉄10号線、8号線の老西門駅から歩いて行けます。
     電話021-63770322

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2015年07月16日

上海で2回目の年検(車検)は5分で完了だった

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  中国ではころころ制度が変わってしまうので2015年現在のこととして記録しておきます。以下は上海ナンバーの場合です。

  2013年6月に1度目の車検にクルマを出したのですが、そのときは結構大変でした。なんせ、クルマを検査場に持っていって、行列をつくって実際に車検を受け、一連の作業を終えるまでに半日がかりでした。詳しくはこちらをご覧ください。

  そして2004年に新制度がはじまって、今回はこの制度での車検となりました。大きな検査は6年に1回になり、間は2年に1回の年検シールを受け取るだけで良いというもの。だいたい何を準備してどうすればいいのかという情報も錯綜していて、経験者の話を聞くのが一番というわけなのですが、行ってみるとあっという間に完了しました。

 まずは違反の処理。これは今までと一緒。罰金などをおさめておかないと、車検を受けることもできません。私は今回は無事故無違反だったのでこの作業はパス。

 次は公安に出掛けます。免許証の更新などもできる大きな公安で、市内に何カ所かありますが、我が家は浦東新区に住んでいますので、楊高中路1500号(月〜土、9:00〜16:30、電話021-22046593 ×雲山路)に行きました。クルマで行ったらいいのですが、なんせ駐車場がないので、近くにある金橋のカルフールに駐車するのがベストでしょう。もしくはバスでも行きやすい場所なので、一連の手続きにはクルマがなくても構いません。

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 書類は、強制保険の写し(副本)と「行驶证(クルマの登録情報が書かれています)」でOK。手続きは無料でした。受付にいって「年検」を受けたいと言って申請書に必要事項を書き、あとは番号を呼ばれたら終わりです。待つこともなく5分で終了しました。このときも、クルマがなくても構いません。

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 車検そのものはそれで終わりですが、あとはクルマの排気ガスが環境基準である国Wを満たしているかどうかの証明シールをもらいに行きます。

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 公安にあったらいいのですが、これがまた別の場所で、崮山路930号(悦安検測所)まで行かないといけません。「緑色環保標志」と呼ばれるのですが、これがないとクルマの乗り入れを禁止している街もあったりするので要注意です。このシールをもらうのもタダ。

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 ということで、2箇所の移動だけで今回の車検は終了しました。事務作業が簡素化されて良かった。まあ、車検場でもクルマを合格させるためにお金のやりとりがあったとかで、今回の簡素化はその対策もあったそうです。

 今回もらってきたシール2枚と、保険会社からもらったシール1枚、あわせて3枚をフロントガラスに貼ります。前年度のシールを剥がすのが厄介なので、やたらフロントガラスにシールを貼り付けているクルマをよく見かけますね。今年は保険会社が、静電気でガラスにくっつく台紙をプレゼントしてくれたので、それで固定しました。

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 というわけで、一連の事務手続きは完了。今回も安全運転で!

 次は2017年7月に車検を受けますが、果たしてどんな制度に変わっているのか楽しみ。

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