2015年11月21日

東京で鮟鱇を食す

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11月22日〜28日まで日本出張でした。
あいにくの天気が続いている上海で、まったく青空を見ない毎日だったのですが、出発の日も同じく雨。ただ、一旦飛行機にのって上昇すると、雲の上はまぶしいばかりの青空。これだから飛行機での移動が楽しいのですよね。

 今日の上海→成田便は20分の遅れ。やはり9時前後に出発する便は、上海浦東空港の出発ラッシュにぶつかるので遅延しやすい。8時前後の便のほうが時間通りに飛ぶ確率が高いように思います。

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 今回の出張から、私のガジェット新兵器となっているのがiPad Proです。香港版SIMフリーなので、日本のSIMカードをさしたらWi-Fiのルーターとしても使えるところが便利です。しかも電池の持ちがいい。
 余談ですが、値段は日本版とあまり変わらないのですが、日本版はシャッター音が消せない。画面コピーをするときでもシャッター音が鳴るので話しになりません。一方で、大陸版ではWi-Fi干姜での電話として重宝しているFaceTime Audioが使えない。ということで、必然的に香港版の購入となるわけなのです。


 成田到着後は、秋葉原のいつものホテルへ。免震構造というのが気に入ってここに宿泊しているのですが、今日も満室の人気。いつも出張の予定が決まるのが半年ぐらい前なので予約はさっさとしているのですが、確かに東京出張はホテルの確保がネックですね。

 到着後は、ホテルで相談を何件かこなす。ネットでいろいろ状況は伺っていたのですが、いざ会ってみるとまた状況は違っていて、でも思ったより調子が回復しておられたりして安心しました。ほんのちょっとしたことで体調というのは変わってくるモノです。なにも漢方薬を飲んだから終わりというわけではないのです。

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 夜は、上海でいろいろお世話になった方と会食。家族ぐるみでお世話になっているのですが、日本に帰任されてからも東京でお会いできるのは私も非常に楽しいです。

 秋葉原によく滞在するようになってから、神田界隈を散策するようになったのですが、これが以外と楽しい。ビル群に隠れて、昔ながらの木造建築を発見したりして飽きさせません。こういう新しさと古さの混在は、一切合切潰してしまう上海ではまずあり得ない。

 そんな木造建築群のなかでふと見つけていたのが鮟鱇料理の専門店、「いせ源」さん(千代田区神田須田町1丁目11番1 03-3251-1229)。神田界隈のお店は週末休みのことが多いのですが、ここは営業していました。享保元年創業だそうで、180年以上の歴史があり、都内唯一の鮟鱇料理専門店だそうです。なかなか歴史のある建物で、中に一歩入ったらタイムスリップしたような感覚になります。でも、日本建築は落ち着きますね。旅館みたいな感じです。

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 しかし、この時期の鮟鱇は美味しい!濃厚なあん肝はもちろんのこと、独特の白身の食感はたまりません。

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 ここでのお薦めはなんといってもあんこう鍋。秘伝の割り下で作られていて、最後にいただく雑炊まで十分に堪能できます。

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 というわけで、上海では味わうことができない、日本ならではの味を楽しむことができました。日本へたまに戻ってくると、やはり海のものをいただきたいですね。

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2015年11月10日

日本の近畿の秋は美しかった〜奈良県曽爾高原の紅葉とススキ

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 11月9日〜11日は日本出張も兼ねて奈良今井町に戻っていました。

 今回の日本訪問のもう一つの目的は秋の日本の風情を感じておくこと。ビルが林立して、全くと言ってもよいほど季節感のない上海で、しかも大気汚染の悪化で外で十分に動けない。しかも最近はずっと雨の天気。

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 奈良県でも三重県に隣接したエリアに位置する曽爾高原へ、折角なので母親と紅葉を見に行きました。なかなかベストなタイミングでいけることがないのですが、今年は良い感じでした。

 コースは、名張市の比奈知ダムから名張川の上流を走り、御杖(みつえ)村を経由して曽爾村へ。

 普段はあまり使わない名張川の上流エリアの道ですが、日本の里山の秋の景色が非常に美しく、ドライブするのには良いルートです。

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そこから国立曽爾少年自然の家から秋のススキで有名な曽爾高原お亀池を散策して、亀山峠あたりまでを歩きました。

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 天気は快晴とまではいきませんでしたが、亀山峠からはそこそこの山並みの眺望がみられ、ちょっとハイキングするのには良いコースですね。三重県と奈良県で小学校中学校時代を過ごしているので、国立曽爾少年自然の家には何度となく宿泊合宿に来ていますが、何度来てもこのあたりの景色は素晴らしいと思います。

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 折しも、三重県の中学生がハイキングに来ていて、元気よく山を駆け下りていました。

 そのあとは、曽爾村ではすっかり有名になった「お亀の湯」へ。肌がスベスベになる温泉ですが、今日は平日とはいえ、紅葉を楽しむ人たちでよく賑わっていました。

 食事は、「お亀の湯」のすぐ近くにあるファームガーデンへ。ここも曽爾村のシンボル的な山、「鎧」を一望できるとても良い場所にあります。

 人口1500人程度の小さな村、奈良県曽爾村。

 私も幾度となく訪れていますが、とてもコンパクトである一方、奈良中心部からのアクセスもいいので、ちょっと自然を満喫するのにはとても良い距離です。

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 もし上海で本格的な紅葉を見ようと思ったら。。。。

 これはかなり大変で、まずは山探しに数百キロをクルマで走らないといけません。でも奈良だったらほんの1〜2時間の移動で楽しめる。このコンパクトさは素晴らしいと思います。

 日本人の季節感は大切にしたいですね。

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2015年11月05日

上海も大気汚染のシーズンに、ミニ測定器も大活躍

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 秋も深まってくると、上海生活で気になるのが大気汚染。PM2.5値が日本では考えられない数字になる季節です。
 N95マスクとか、空気清浄機とか、PM2.5測定器とかいろいろ準備が必要になります。

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今年は、SHARPの技術で作られた、日本のAMAZONで入手した「airmon」が大活躍しています。iOS用にアプリがあり、測定器本体にあるQRコードを読ませると、Bluetoothで接続ができてしまうなかなかの優れものです。USBで充電できるので、持ち運びも便利です。

 そんな中、11月3日は予想通りの大気汚染となり、PM2.5値は軽く100㎍/㎥を超えました。同時期の奈良と比較と5〜10倍の濃度になります。
 喘息とかを持病に持っている人はもちろん、健康な人でも気にしないといけない数字です。よく、自分はタバコを吸っているから関係ない、という人に出会いますがそれは間違いで、大気汚染+タバコで呼吸器系にはダブルのダメージになるのです。

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 ちょうど、診察のない日だったので、少しでも空気の良いところを目指して、長江河口に浮かぶ崇明島までクルマを走らせました。我が家からだったら1時間弱のドライブです。

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 島の東の端の、いつもの場所にクルマを止めてPM2.5値を測定すると、予想通りに数値はかなり低め。毎回そうですが、半分以下になります。海に近いので、かなり強い風が吹いているのも有利なのでしょう。

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 妻と一緒に、2時間ほどウオーキング。山がないので凹凸感に欠けますが、湿地帯があったり、湖があったりして、気分転換にはもってこいです。

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 帰宅時、たまたま崇明島のひまわり畑に通りかかる。ちょうど収穫時期で、農家の人に声をかけたら、立派なひまわりをお裾分けしてもらいました。我が家のリスの餌にちょうど良いです。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 上海の大気汚染状況