
春節の最後のイベントとも言える元宵節、2016年は2月22日(小正月)でした。
去年までは爆竹で盛大に祝ったハズが、今年も案の定、上海市の外環状線以内では一切禁止になったので静かなものです。ここまで徹底したのはスゴイと思います。
元宵節はお団子(湯圓)を食べる日。とはいえ、上海ではお団子は日常的にも食べることが多く、間違いなく代表的な食文化の一つだと思います。特に、寧波のお団子は有名で、上海には寧波人が多いことからも団子がよく食べられるのでしょうか。そもそも上海人の7割は浙江省・江蘇省から来た人たちと言われていますからね。ちなみに、中国北方エリアでは、団子よりも水餃子だそうです。
最近では、スーパーに冷凍のお団子も並んでいて、それを元宵節に買って食べたという人も少なくないでしょう。我が家では、毎年、モチ米の粉を買ってきて、家で団子を作っています。モチ米をこねて作った団子は、口触りがツルツルして美味しいです。そして、バリエーション豊かな具を中に入れるのが中国のお団子の特徴ですね。

具に何を入れるかには一応流儀があるようで、なんでも良いわけでもありません。

代表的なのは、黒胡麻+豚油の組み合わせだと思います。 豚油を使わなくても、スリゴマに黒砂糖を混ぜても美味しいですね。ゴマのこういう食べ方は、中国ではよくありますね。

豚肉を入れるのもよく見かけます。ちなみに、日本でもお馴染みですが、団子のまわりにきな粉をつけて食べる食べ方もあります。

団子作りは子供も大好き。うちの娘も団子作りが年々うまくなってきました。


上海市内には団子(湯圓)で有名なお店も結構あります。代表的なのは七宝古鎮にある湯団店(閔行区七宝鎮南大街14号、26号)、王家沙(静安区南京西路805号)なんかは老舗として有名で、ぜひ一度は食べてみたいものです。
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