そうなると上海を出ていかない理由はありません。ということで、今回は日本人の知り合いを連れて、浙江省安吉に行くことにしました。

安吉までは高速道路まですぐに行けるのですが、目的地とする李さんの家まではさらにその奥にあるため、片道300キロぐらいの道のりです。中国大陸の感覚でいうと、300キロは中程度の距離のドライブです。
スモッグの上海から、高速道を走らせること約2時間ほどで抜け出すことができました。そこそこの青空を拝めることができるようになると、気分も爽快になってきます。
安吉では、いつもの竹工房にお邪魔して、お灸道具の加工をお願いしました。毎回、夏になったら三伏の時期に患者さんにお灸することが増えるのですが、そのために最適な道具を作るために試行錯誤しています。

工場で打ち合わせをしたあと、章村までクルマを走らせ、西瓜などをストック。一旦、李さんの家のある山の上まであがってしまうと、なかなか下りてくるチャンスがないですからね。

雨が降りそうな天気でしたが、山の天気は変わりやすく太陽が見える日も。
私はここにくるといつも胸がスカッとする気分になります。人によって、パワースポットはいろいろあると思いますが、上海暮らしの私にとっては、やっぱり李さんの家かな。
こうして先祖代々守る李さんのお宅から、上海黄浦江の源流となる竜王山を眺めていると、自分の身体の中の正気がみなぎってくる感じです。

そして、さらなる楽しみは食事。完全にご自分の畑で収穫された野菜で作る野菜はもちろん完全無農薬が自慢です。こういう中華料理は、日本どころか、上海でもなかなか食べられない。

翌日はお昼頃まで粘って、食事を頂いてから上海への帰途についたけど、それでも夕方頃には上海に着きます。
こういう中国国内のショートトリップは私は大好きです。田舎の高速道路を、美しい景色を楽しみながら走るのもまた良い感じですからね。
◆東和クリニック・中医科での担当スケジュール・土曜日午後の浦西古北院診察を追加しました◆
