
ということで、春節は雲南省に行くことにしました。
目的地は大理。15年ほど前に行ったことはあるのですが、滞在したことはありませんでした。今回は仕事と休養を兼ねてじっくりと滞在する予定。仕事に必要な中医学や温泉関係の資料などは全部自炊してiPadに詰め込んでしまえば、あとは移動するのみ。便利な世の中になりました。

上海から大理までは1日1往復の便があります。昆明-大理-上海虹橋-大理-昆明と飛ぶみたいです。所要時間は3時間半ほどなのですが、厄介なのは虹橋空港。予定通り例の交通管制の関係で遅れました。春節時期なのでさぞかし混むだろうと思ったら、意外とそうではなく、あっさりとチェックインできました。確かに、大部分の帰省客は値段の高い飛行機よりも鉄道を使いますからね。鉄道の上海虹橋駅のほうはよく混んでいました。
飛行機は2時間遅れで離陸。その間、ターミナルではいろいろな催しもあったりして、娘も同年代の子供を見つけては遊んだりと、あっさりと時間は過ぎていきました。

今日のMU便はさすがに機内食が出ました。麺とご飯から選べるのですが、暖かくて良かった。中華料理が嬉しいです。いつものCAの上海大阪便は冷や飯でしたから。しかも、麺もご飯もお替わり自由というのは初めてしりました。

大理には6時半頃に到着。滑走路一本にターミナルがあるとても小さな空港で、着陸して滑走路の端まできた飛行機は、その先でグルリとUターンしてターミナルへ向かいました。

迎えのクルマに乗って大理の市街地へ。40分ほどの道のりです。

今晩の宿は、昆明在住の上海人の知り合いが大理に投資したホテルにお邪魔しました。大理の旧市街地(古城)にあるコテージ式。15年前には考えもしなかったホテルが続々と建設されていました。外資も入ってきているようです。あのぺニンシラーも洱海湖畔に建設中でした。


このホテル「The One」はなかなかよかったです。まわりの環境も静かだし、これだったら落ち着けそうです。
大理古城内には、これまた杭州人が経営しているレストランにお邪魔。地元でも評判の穴蔵のような食堂でしたが、味もなかなか。

夜はなかなか暗くならないので、あたりを散策しました。
ちなみに20時以降でないと大理の古城内にクルマを乗り入れることができないことになっています。
中国の魅力はなんといっても国土が広いこと。そして様々なクニと隣接していること。
海に囲まれている日本では、この感覚はちょっとわからない。

上海にいるときは日本とか韓国とかが近いけど、雲南省までくると、ベトナムやミャンマー、そしてマレーシアあたりもとっても近い感覚になり、ああここは東南アジアなんだなと思ってしまいます。極端な話、上海でいつも使っている瀘閔高架道路をさらに内陸に向かって走るとG60高速道路に繋がり、杭州ぐらいまで遊びに行けますが、このG60高速道路は雲南省昆明まで繋がっていて、さらにG80高速道路で南下するとベトナムとの国境にまで行けてしまう。陸続きであることはすごいことだと思うし、この国境線を定めるのに、どれだけの血と涙が流されたのかと考えてしまいますね。
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