
今回の雲南旅行、昆明の友達からアメ車を借りてドライブしているのですが、これがまたクセモノで、燃料メーターが故障していて、300キロ走ったら給油しなさいよというアドバイスをいただきました。雲南の田舎のダートな道もへっちゃらだし、アメ車らしいガソリンをガンガン食べる走りをしてくれています。
大理州洱源で温泉堪能しましたが、洱源温泉といえば、その恵みをいまでも大切に使っているという牛街温泉へぜひいってみたらいいという地元の人のアドバイスもあり、一路高速道路を北上しました。
麗江まで続く理江高速道路のおかげで、麗江・シャングリアへの道はとても便利になりました。牛街インターおりてすぐにあります。クルマで1時間程度の道のり。

今回訪れた牛街温泉は、非常に歴史のある温泉で、1000年は続いているともいわれています。その昔、元の時代にフビライが雲南エリア征服にやってきたころ、将兵の間で伝染病が広がり、牛街での滞留を余儀なくされ、地元の人から温泉の効能を聞き養生したという逸話も残っています。


村には2つの公衆浴場があり、一つは村の中心部にあって「恵民泉水」の地元の人用、もう一つは村の外れにあって、チベット族など外から来た人用になっていました。

まずは地元用をチェック。
これがなかなか見つけづらくて、地元の人にいろいろ聞いたあげく、分かりました。街の中央部に位置していました。
温度はかなり高温で、湯量も豊富のよう。温度によっていろいろな使い方がされていて、豚やニワトリの毛をとるための高温用の源泉と、足湯などに使われる比較的低めの源泉に分かれていました。

(高温の源泉です。奥の桝の中にあります)
源泉の隣には浴室があり、地元の人がお風呂に入っている声が聞こえてきました。ただ、大部分はお風呂に入るよりもむしろ足湯のお湯をくみにきていました。軒先で足湯を楽しんでいる人はよく見かけました。

(足湯中)


しかしお湯の量は豊富ですね。下からこんこんと泡のように湧き出ていました。洱源と成分は似ていると洱源の人から聞いていましたが、硫黄臭はまったくありません。フッ素を多く含むので、多くは飲用しないようにという注意書きがありました。

残念ながら、日本のような有効成分の掲出がなかったので詳しいことが分かりません。
とりあえず、チベット族などがよく利用している部外者用の公衆浴場を探しだし、そこに実際にはってみることにしました。
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