
今回の大理行では、基本的に大理の古城内にある「TheOne」というホテルに宿泊していたのですが、途中2泊だけは、団体旅行客が入るとかで、三塔近くの「大理N度酒店」に宿泊しました。ご配慮に感謝します。このホテルから少し歩くと、小さな集落があり、そこから見る蒼山の山並みが最高でした。

朝、ホテルの近くをランニングしたら村人達がたき火をしていました。ただ、よく見ると単なるたき火ではなくて、何かを燃やしているようです。話を聞いてみると、なんと豚の丸焼きをしていました。
豚の丸焼きをする目的は豚の毛をとるため。熱い温泉のあるエリアでは、源泉をそのまま使えばとれますし、上海エリアでは熱湯で豚の毛をとりますが、丸焼きをするのははじめてみました。
この豚の丸焼き後にその皮を食べるのが、以前ここでも紹介した白族の名物料理である「生皮」になります。

今日は、村の中心部にあるお寺で、村人の家の上棟式があるとかで、みんなで食事会をするため、総出で食事の準備をしていました。さぞかし美味しい料理ができることでしょう。
大理のもう一つの魅力としては後ろにそびえる蒼山に登ることがあります。もっとも高いところで4122メートルあり、すべての頂が3500メートル以上という山です。子連れでそこまではちょっといけないので、023郷道と呼ばれる林道をクルマで上がっていき、そこから往復で5時間ほど登って3200メートルぐらいのところまで歩いて行きました。

入山料はそもそもありませんが、入山するときに入り口でクルマのナンバーと電話番号を登録します。山火事が危険なエリアだけに、注意が必要です。


(石を持ち出せないように)

大理石で有名な大理だけに、採石場は結構あり、ここも昔は採石していたようです。
採石場のあとを見ながら高度を上げていきます。
結構、牛たちも登ってきているようで、牛の糞を見つけました。

また、残雪もちらほらしていましたが、登る分には支障はありません。

また、テントを担いだ欧米人のハイカーも多く、蒼山を縦走するそうです。眼下に洱海の景色を眺め、湖の畔でテントを張るのはいいですよね。


蒼山は、その奥深さから、人知れず隠居している人もいます。まったく俗世間からの縁を切ってしまい、自給自足する人たちのことを指します。中国にもそういう生活を渇望している人が少なくありません。
このルートは、最終的には黄竜潭・双竜潭・黒竜潭までいきます。大人の足だったら、十分日帰りで行けるコースですので、また子供が大きくなったら行くことにしましょう。稜線上にある湖がお薦めで、HPからの写真を紹介しておきます。(苍山龙潭)
今回の旅で、娘の山登りの標高記録はついに3000メートルを超えました。またチャンスがあったら雲南の山々を巡ってみたくなりました。
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