
午前中の東和クリニック古北院での診察を終えた後、一路上海虹橋駅へ。
今日からしばらく、江蘇省南京に滞在して、南京中医薬大学やその付属病院を訪れ、さまざまな専門家とお会いして中医学の勉強する予定です。

南京は上海からもの凄く近くなっていて、直通の高速列車(新幹線)なら1時間ちょっとでついてしまいます。これだったら、クルマで移動するよりずっとラク。ほんと、高速鉄道の恩恵は大きい。私が大学時代は、南京までの移動は一苦労で、それこそ4時間ほどかかっていたこともありました。
久しぶりに新幹線に乗るので、どうせ乗るならビジネスクラスで。待合室も別ですし、改札を通るときも並ぶことなく優先に通してもらえます。明らかに航空便を意識していますね。

ビジネスクラスのある列車は16両編成の一番前。運転席からの景色がたのしめるかもと期待したのですが、残念でした。すっかりスモークがかかったガラスでした。でも、乗務員が時々出入りするので、中の様子がチラホラ見られます。

今回はシーメンス系の列車で、前ドアのまえのスペースにある5人乗りエリアでした。椅子は深々とリクライニングできて、完全にフラットになるし、なかなか快適。このまま、終点の北京にまで行ってしまいたい気分になっていまいました。


乗車後、暫くするとウエルカムドリンクとお菓子セットが配られました。客室乗務員は結構乗っているのですが、女性は全員統一された黒のブーツだったのがちょっと印象的。足が痛くならないのだろうか。。。。
1時間7分ですのであっという間に南京南駅に到着。列車によっては2時間かかるものもあり、乗車券を買うときにチェックする必要があります。この列車の場合、上海虹橋ー南京南ー北京南という速達列車でした。上海から北京までの所要時間は4時間48分で5時間割っているのですね。
到着して、帰りの切符を買おうとおもったのですが、チケット売り場はすでに長い列で、さらに各方面で売り切れのアナウンスも。今は、インターネットで予約するのが普通になっており、チケット売り場で並ぶのは時間的にロスも大きいことが分かります。
南京はあいにくの天気でしたが、地下鉄が便利になっているのが助かります。

南京といえば、日本人にとってはいろいろ暗いイメージがあったりしますが、実際に行ってみるとなんのその。なにかと忙しない上海人とちがって、南京人はまだゆったりとしている方だと思います。なによりも、親切な人が多い。
江蘇省の省都であるだけに、活気ある街に成長しています。ただ、日本人は非常に少ない。というか、まず会うことがないといっても過言ではありません。それでも、寿司やたこ焼きを売っている店に、多くの地元市民が並んでいました。まだまだ商売のネタが転がっている、そんな感じのする街です。

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