
2016年1月4日〜6日まで日本でした。
今日は、今回の日本滞在中の最大イベント、両親の携帯電話の機種変更と契約内容の見直しをしに、実家の近くのショップまで出掛けました。
2年換えぐらいからうちの両親もガラケーからiPhoneに乗り換え、それなりに使えるようになりました。我が家では私の兄弟も含めて海外暮らしが多いため、SNSを使った連絡の為にもやはりスマホが欠かせません。
しかしです。
携帯電話の料金システムと様々なサービスが非常に煩雑で、高齢者の世代となるとさっぱりと分からない。スマホを使って実現したいことは至って簡単なのに、日本の料金の契約がどうしてこんなにややこしいのか、よく分かりません。
そしてさらにです。
たかが機種変更で、しかも携帯電話のキャリアにお金を払うのに、なぜこんなに時間がかかるのか?11時半にショップに入って、諸手続をして出て来たのがもう午後3時半ごろ。なんと昼飯も食べずに4時間ずっと携帯電話手続きカウンターの椅子に坐っていたことになります。
参りました。
私がもう一つ感心したのは、たったうちの2人の顧客のために、店員一人が4時間も対応できるという贅沢さ。まあ、閑な人には嬉しいわけですが、人件費を考えても、キャリアはそれぐらい儲かっているんだと思わざるおえません。これが日本の仕事の効率の悪さを如実に繁栄していることだと思いました。もちろん、店員さんもとてもテキパキと作業をされていますが、その内容は煩雑すぎて、もともとインターネット関係の会社で仕事もしていたのでそこそこITに強いはずの私も、じっくりと聞かないとよく分からん!ましてや高齢者となるとカタカナばっかりでサッパリでしょう。大体、Wi-FiとLTEの違いですら分からない人が沢山いるのが現実なのです。
案の定、隣で機種選定をしている老夫婦も同じぐらい時間を費やしている。いろいろなことが(有料で)出来ますよって言われたって、そんな一度に言われても分かりっこないのです。そして、それらを使うことで割引きがされて、さらに割引き前の料金はいくらで、こういうオプションをつけるとこれだけ値引きされ、こんなサービスもついてくる、しかも期間限定でとか、いちいちややこしい。ましてや、その期間が過ぎるとさらに別の支払いが発生するとか、そういう説明を聞かされるのははっきり言ってうんざりです。さらに、そうしたサービスを解約するのに、ネットで出来るとはいっても、多くの人はまたショップに出向いて並ぶでしょう。
日本の携帯電話キャリアの業界にはかなり大きな問題があると思います。
結局、はじめから潔く割引き後の値段で提供すれば良いのですよ。というか、政府には余計な割引きを禁止させる制度を作って欲しい。定価で勝負するべきです。消費者が気づかない盲点をついてお金を稼ごうとするやり方がどうもおかしいと思います。
その複雑さと多額の出費に絶えかねて、最近日本ではガラケーが再興し始めているそうですが、まったくもっておかしい話です。上海では、どんなに貧しくてもスマホぐらいは持っていますよ。中国の農村エリアでも然り。日本の携帯電話の業界はなんか10年ぐらい前の発展で止まってしまっているのではないかとも思ってしまいます。でも一般市民の間では明らかに衰退が始まっている。
さて、では中国はというと至ってシンプルです。4〜5種類のプランがあって、それを選んで終わり。15分もあれば片付きます。ごちゃごちゃした割引きもない。厄介なのは、人が多いのでまたされるという点。
そこで、特典があります。それが例えば携帯電話をよく使う人たちを対象にしたvipサービス。これだと行列に並ぶ必要が殆どなく、最優先で作業をしてもらえます。日本では古い顧客向けになにかあるのでしょうか?
スマホの普及は、一般市民の生活とも密接な関わりがあると思います。中国の小学校だったら、父兄にスマホがなくては日常生活だけでなく、子供の宿題でも支障が出てくるぐらい使われています。
日本では今後さらに高齢化が進むからこそ、ガラケーに戻るのではなく、簡単に安く使えるスマホをうまく活用すべきだと私は思います。
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