2016年01月19日

外から来たからわかること

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  今年に入って2回目の日本出張。
 妻と娘は、上海の学校が春休みに入るやいなや一足先に奈良へいって小学校に通っています。上海とはまた違う小学校生活にワクワクさせていました。なんせ、給食がとても楽しみなのだそうです。

 この日は低気圧の影響で、東京エリアは大変な雪だったようですが、関西エリアはそうでもなく、一方で、上海はスモッグのようでいつものように重度汚染。

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 夜明け前に上海の自宅を出発し、関空へ。今日の吉祥航空はいつもの吉祥チャーハンではなく、なんとハンバーガーでした。搭乗率は9割以上、中国人率も9割以上、いつもながら日本人の姿は本当に少なくなりました。

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 その一方で、到着後の関空の外国人向けの入国審査は明らかに長すぎ。妻によると、1時間ぐらいかかることもあるそうで、これでは折角日本に来てもがっかりしますね。我々外国人が上海に入国するときですら、そんなに時間がかかりませんよ。最近の観光客急増に伴う関空のサービス全体の低下が気にかかります。

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 さて、今回はご縁があって2015年12月に我が地元、奈良県橿原市の森下市長に市役所の市長室でお会いできました。市長はドクターでもありますし、漢方への取り組みの話しも伺いました。橿原市は大和生姜を打ち出していくようです。そうそう、橿原市には生薬地黄とも関係のある地黄町という地名もあります。とても興味深いです。

 毎月1〜2回上海⇄橿原今井町している経験から、上海をはじめとした中国各都市と奈良橿原との距離感の近さをお話し、我々日本人が考えている以上に、世界各国とここ橿原市が近いこと、そしてディープな奈良が橿原市を中心とした奈良中南和エリアに残っていることを提言させていただきました。なんせ、古代を振り返っても藤原京があった街ですからね。

 そして2016年1月からは、橿原市の観光アドバイザーとして正式に市長から辞令をいただき、いよいよ本格的にこちらの方面でも活動を開始していきます。

 私としては、今井町の住民の一人として出来ることを考えていきたいですし、私の専門でもある中医学や漢方の知識も役立てていきたいと思っています。街全体で活気が出てくるようにするには、まだまだ工夫できることは一杯です。橿原市だけでなく、中南和全体で連携を取り、奈良と言えば奈良公園と鹿という先入観を少しでも払拭したいですよね。

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 また、今年は神武天皇が崩御されて2600年にあたり、橿原神宮でも様々な行事が行われることになっています。NHKの朝ドラ「あさが来た」でも橿原今井町は撮影に使われましたし、今年の大河ドラマ「真田丸」でも、時代は戦国時代。今井町は、その頃から織田信長や豊臣秀吉などとも強い関わりがありました。中世の寺内町が形成されていく上で、もっともエネルギッシュな街の発展が行われた時期でもあります。そういった息づかいをぜひ感じて頂きたいものです。

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 奈良県人を長くしている私ですが、今年の冬は奈良県でも場所を変えて、初めて今井町の冬を体験しています。確かに日本の木造家屋なので底冷えのする寒さですが、でも雪が降る街の風情もとても趣深いです。

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 奈良橿原市今井町の魅力
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