2016年03月20日

地元上海のシューマイはモチ米ではなく肉の「焼売」、ショーロンポーより美味しいと思う

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 よく「上海で売られているシューマイはモチ米入り」と思われている方が多いですが、じつは上海地元の本場のシューマイは豚肉入りなのをご存じですか?まだその伝統を頑なに守っている地区が上海浦東にあります。それが下沙です。

 私も何度か訪れていて、このブログにも紹介しています。

 2013年に書いた上海浦東の名物、期間限定元祖「下沙焼売の記事もご覧ください。

 このエリアでこれまでも何軒か焼売を食べましたが、お薦めはやはり瀘南公路5247号にある「徳持焼売店」。ただ、今年訪れてみると店が北側に50メートルほど移動していて、新しくなっていました。

 お昼時に行きましたが、相変わらずの人気です。シューマイの種類は2種類で、期間限定の豚肉+春筍とあんこ入り。あんこ入りは小豆のあんこですので味は甘いですが、既製品のあんこではなく自家製のようで結構美味しいです。焼売が甘いというのは違和感があるかもしれませんが、皮の食感がいい。

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 日本で焼売をたべると、一口サイズで小さいし、マスタードや醤油をつけて食べますよね。崎陽軒でも蓬莱でもそうでした。しかし上海では伝統的に黒酢です。そういえば黒酢の出番は、上海で点心を食べるとき多いです。

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 しかも、焼売のなかにはしっかりとした肉汁が残っています。そう、あの小籠包(ショーロンポー)を食べる時のような感覚です。蒸したては熱い汁に注意してください。1こ1こが大きく、結構ボリュームがありますが、ショーロンポーのように脂っこさがあまりないのが特徴だと思います。そして、餃子ともワンタンとも違う皮の食感は、焼売ならでは。

 ところで、下沙まで来れば、浦東新区にある数少ない保存された町並みの一つ、新場古鎮まで足を伸ばして見てください。朱家角のように大きくはないですが、それなりに雰囲気のある町並みが残されています。800年の歴史をもつ街は、15年ほど前に訪れたときは少しさみしかったのですが、今は結構活気があります。もともとは塩を製造したエリアでもあり、塩の交易で栄えていたようです。

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 街の中を歩いてみると、昔の石橋が残されていたり、木造の家屋が残っていたり、静かな町並みのなかに、人々の生活が残されていました。

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posted by 藤田 康介 at 21:39| Comment(0) | 中国で食べる
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