2016年06月21日

印象的だった成都本場四川料理の店『成都映像』〜成都でもう一度食べてみたいお店

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 2016年6月19日〜23日は成都にいました。

 四川料理といえば、数ある中華料理の中でも、私自身の評価はトップクラスです。上海に20年も暮らしていると、上海料理はほぼ一通り食べましたし、中国各地の料理も食べてきました。しかし、やっぱり四川料理は食べたくなる。

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 今回は、四川省第二中医院のご招待で、成都の中でも昔の建築物が残る数少ないエリアの一つ、窄巷子のお店『成都映像』を昼食に訪れました。成都でも老舗のお店の一つで、地元民も納得できる本格的な四川料理を食べることができます。


 まずは建物がすごい。店の真ん中に吹き抜けがあり、舞台も設置されています。成都人の好きな茶館のような雰囲気もあります。

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 また、時間帯によっては顔が音楽に合わせて変化する変臉を楽しめたり、様々な趣向を凝らしています。上海でも四川料理屋で変臉を見せてくれるところがありますが、成都でも見られるとは思わなかった。

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 出て来た料理は、宫保鸡丁とか水煮牛肉とか、それこそ麻辣豆腐や担担麺などどれもオーソドックスな四川料理。

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 しかし、正統派の料理といった感じで、見た目は真っ赤で「辛い」けど、食べてみるとあの花椒の「麻」の感じがしっかりと出ています。

 そう、この舌が痺れるような「麻」の感覚がないと、成都にきた実感がありませんね。

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 湖南料理も辛い料理で有名ですが、四川料理の「麻」の感覚はありません。純粋な辛さの料理で、タイプが違います。このあたり好みが分かれるかも知れませんが、成都のような盆地のジメジメした気候では、この「麻」の感覚がとっても気持ちいいのです。食べて居ると、自然と汗が流れ出てきます。

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 といっても、四川人も全てが全てこんな辛い料理を食べているわけではありません。朝食は辛くないことも多いそうで、通常はお昼や夜に1〜2品辛い料理が加わるのだそうです。確かに、そうでなければ胃腸を壊してしまいますよね。

 このお店は正解でした。さすが地元の人のチョイスですね。
 次回、成都に行ったときも食べてみたいお店の一つです。

 しかし、四川料理は本当にクセになりますね。
 なんか、体全体の経脈が通ってきて、元気になるような感じです。激辛はさすがに無理ですが、「麻」の感覚はとっても気持ちいいです。

 【データ】成都映像
     四川省成都市青羊区窄巷子16号 028-86245678

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 中国で食べる
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