
(ネオンがはっきり見えなくなったら大気汚染要注意)
まだ中国北方地方で暖房がはじまっていないのに、北風と共に上海にも大気汚染がやってきました。
今年はキンモクセイの開花も例年よりも1ヶ月もおそく、やっと最近咲き始め、いい香りがしていた矢先のこと。
上海は海から風が吹くときはよくなるのですが、寒くなると風向きがかわりはじめ、汚染が拡大しはじめます。

病院の仕事を終え、歩いて帰宅の途中から明らかに大気の様子がおかしい。
上海市内ののネオンがぼやけていますし、なにより咽がイガイガしてきました。
患者さんも、呼吸器に問題を抱えている人たちを中心に、夕方以降咳が出だしたという報告も受けます。

屋外のPM2.5の値は久しぶりの3桁で100㎍/㎥前後。
部屋の中では、自分の計測器でみてみると、空気清浄機もあるので大体30㎍/㎥程度まで下がります。
いったいこの北方からやってくる大気汚染の原因はなんなのか?
実は、新華社の報道も同じような疑問を書いています。
政府が一生懸命規制しているのにもかかわらず・・・。
ただ、中国の地方を旅すると、規制の目をくぐるような小さな工場が、モクモクと煙を出しながら山の中にも本当にたくさん有ります。
重工業に関してもおそらく同様なのでしょう。このあたりは田舎ならではの強い利益の繋がりもあるのでしょうね。
とはいえ、今年の秋以降の汚染時期がまさに今日から始まったということで、このブログに記録しておきます。
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