
出張で浜松に来ています。
いつもの朝一の吉祥航空で上海から関空へ、そこから新幹線で一路浜松へ。
若干搭乗客は少ない感じはしますが、それでも7〜8割は埋まっている感じ。ビジネスクラスは満席でした。相変わらず中国人の若い世代の日本旅行熱は続いていますね。

さて、今回は一度「浜松餃子」を試してみたいと思い、ウワサではスゴイ行列ができるという、新幹線の浜松駅から遠州鉄道(地元では赤電っていうのですね。)に揺られるほど40分、小松駅で降りてそこから歩いて15分ほどのところにある「石松」の本店にわざわざ行ってきました。昭和28年創業らしい。

夕方の部は16時半からスタートらしいので、ちょっとお店の前でまっていると一番乗りでお店に入れました。

なるほど!メニューをみると1ページ目からして餃子。しかも焼き餃子でしたね。
私も根っからの餃子好き。上海に20年もいることができるのも、そもそも中華料理が大好きだから。

(我が家の手作りワンタン)
といっても、上海では伝統的にワンタンを食べるので、そちらのほうが食べることが多いのですが、家でも皮から餃子を作ることもあります。専ら水餃子ですが。

(家での餃子作りは楽しい)
中国では餃子と言えばもちろん水餃子。焼き餃子となると、「煎餃」か「鍋貼」ということが多いです。上海の街角では、屋台などで売られていますね。焼き餃子はそもそも屋台料理ですが、これは浜松でもそうだったらしい。ただ戦前から浜松には中国人が結構いたらしいですから、そういう背景も関係しているのでしょう。

浜松餃子の具にはキャベツを入れるのが特徴。たしかに、上海の我が家で作る餃子やワンタンにはキャベツは入れませんね。それに浜松地元の豚肉という組み合わせ。しかも皮が薄いのが特徴。上海でいうと、ワンタンの皮ぐらい表面が滑らかな薄い皮ですね。

メニューをみると、これにさらに味噌汁と漬け物とご飯を組み合わせる定食もあるとかで、いやいや私は味噌汁と餃子で十分です(笑)。もう浜松餃子しっかりと地元日本料理の一員になっていますね。
確かに美味しいです。いや、中国の水餃子に食べ慣れていなかったら十分すぎる味だと思います。丸く並べて真ん中にモヤシというのも面白いですね。モヤシをシャキシャキ食べながら、焼き餃子というも良かったです。また石松さんの甘酸っぱいタレも美味しい。
しかし、やっぱり中国の水餃子が頭をよぎる。皮が分厚くて、がつっと噛みつくと、中から具の煮汁がジュッと出て来て、口の中で踊り出す感覚…。そして中国の本場では、餃子を煮たときの白い煮汁もスープ感覚で飲みます。中医学的にも消化を助ける働きがあるとも言われています。そこはもちろん味噌汁ではないし、まさに「そば湯」感覚です。
どうでしょう?
浜松餃子で水餃子バージョンを作ってみても良いように思います。100歩譲って蒸し餃子でも良いかも知れません。それを浜松の餃子さんが持っている秘伝のタレでたべると絶対いけると思います。

(蒸し餃子)
実は、今日の上海浦東空港のラウンジでもできてたのが蒸し餃子でした。
なんか餃子尽くしの1日でしたね。
11月はあと1回浜松に来ます。
その時は、いよいよ名物「うなぎ」を目指します。
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