
春節休みが終わり、上海の街は徐々に活気を取り戻していますが、地下鉄で通勤する限り、まだいつもよりは少なめの乗客。やはり、元宵節が過ぎないと戻ってこない人が多いですね。
今年の2月11日は旧暦では1月15日になり、春節後はじめての満月の夜です。
地下鉄10号線に乗っていると、豫園で多くの乗客がおりていきました。今日は豫園周辺は締め切られ、入場券を買ってのランタン祭が行われています。入場制限もあるとかで、多くの市民が出掛けたことでしょう。
上海はここ数日天気がよく、空気も澄んでいるので、満月を期待していましたが、出勤帰りの空を見上げると見事な月が出ていました。上海では山が見当たらないので、高層ビルの谷間からみる満月でしたが、これがすばらしい。
昔、今のように夜の街が明るくなかった時代、新年を迎えたあとに空に上る満月の明るさは、格別だったのではないでしょうか。
この夜、本来なら爆竹・花火が鳴るはずですが、外環状線以内は爆竹・花火は禁止なので、全く音がしませんでした。国慶節恒例だった世紀公園の花火大会もなくなるぐらいですから、上海市政府の気合いの入れ方がわかります。ただ、上海ディズニーランドはちょうど外環状線の内側に位置していますので、こちらにいけば花火は見られます。
この元宵節の月を拝み、お団子を食べると地方に戻っていた人たちの移動もはじまり、春節明けのあたらしい生活がスタート。もう、「春節だから…」の理由は通じませんし、街の春節関係の飾り付けもしまわれます。中国では、田舎に子供を預けて都会に出て来ている家族も少なくないので、別離の季節でもありますね。
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