2017年09月06日

上海のタクシーに乗るときは運転手に注意を!飲酒運転も

IMG_7572.jpg
(タクシーのハードは良くなったが、運転しているのはやっぱり人間。)

 上海生活で、日本人でもお馴染みのタクシー。確かに、地下鉄や路線バスが整備され、しかもシェア自転車が普及してタクシーに乗る回数は減りましたが、まだまだ利用することも多いでしょう。

 しかし、少し気になるニュースです。

 2017年8月末に、今年上半期で上海市の警察が、バス・タクシー・トラックなど運輸用事業車両の事故事故状況を発表しました。このなかには、悪名高いダンプカーや、スクールバスなども含みます。

 それによると、これら運転のプロであろう人たちが運転するクルマが関わる総事故件数は117件で73人が死亡しています。

 このうち、タクシーで発生した事故は45件で、24人が死亡し、31人が負傷。なんと、トラックやバスよりも死亡者が多く、トップになっています。事故の原因には、速度違反のほか、飲酒運転や信号無視などちょっと考えられない理由が並んでいます。タクシー運転手の飲酒運転は厄介です。

 タクシー運転手そのものに関しては、前々から色々問題になっています。昼間だと居眠り運転が心配だし、運転が荒い運転手も非常に多い。少しでも稼ぎを出すために無謀な運転をし、不快な思いをした人は多いことでしょう。目の前で客を乗せていたタクシーが、電信柱に突っ込む事故を目撃したことがあります。とにかく無茶なんです。

 一方で、路線バスによる事故は41件で、23人死亡、35人が負傷しています。速度違反のほか、免許証不携帯や操作ミスなどもありました。とくに、上海巴士第一公共交通有限公司と上海巴士第四公共交通有限公司は、2016年以降違法件数では多い会社として指摘されています。

 長距離バスに関しては、事故件数9件で、死亡者7人、5人負傷と比較的少なかったようです。長距離バスは年々規制が厳しくなっていますからね。

 ただ、恐ろしいのはダンプカー。18件の事故のうち死亡事故は16件あり、18人が死亡し、5人が負傷しています。ダンプカーが絡む事故は、本当に命取り。ダンプカーには絶対に近寄らないようにしたいところです。

  私自身は、タクシーはなるべく乗らず、もし乗るときも流しには乗りません。スマホで呼ぶようにしています。ただ、上海市内は便利になり、地下鉄+シェア自転車で十分です。そして遠出をするときは自分で運転するようにしています。そもそも、上海で運転免許をとるために教習所に通ったきっかけは、上海のタクシーの運転があまりにも怖かったから。

 上海に20年以上暮らしていると、日本人で交通事故に遭って無くなるというケースはよく耳にしました。特に、空港へ行く高速道路は要注意です。タクシー事故で日本人で子どもを含めた家族が亡くなったということもありました。信頼できる運転手を探しておくのも一つの対策だと思います。そして、危ないと思ったら降りること。

 いずれにしろ、上海ではタクシーは安全と体の運動のためにもなるべく乗らないことが正解だと思います。
 ま、日本ではそう頻繁に乗りませんしね。バス+地下鉄+シェア自転車で十分です。

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 18:56| Comment(0) | ここは上海なり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。