2005年08月16日

薬は毒であるという発想、紅焼肉

上海、また暑さがぶりかえしてきました。ここ数日連日35℃前後の気温で、外に出るのがすっかりと憂鬱になってしまいます。


 そういえば、この紅焼肉は毛沢東が頭脳労働を集中的に行うときの必需品だったとか。

 以前から、こういう場合に効果のある生薬を紹介してほしいという質問をよく受けますが、私はむしろ薬を飲まず、生活習慣と飲食を改善することによって自己意識を高めてから生薬を服用してほしいということにしています。


 薬膳などがその代表とも思われていますが、現在中国のレストランで出されている薬膳もかなり形骸化しているのが実情。脂っこくて少しも健康的でない。それよりむしろ、中国の長寿のお年寄りと話をしていると、庶民の生活の中に健康と中医学との密接な関係があり、それこそ実際の生活に息づいた養生なのだということが確信できます。
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 中医学・漢方
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