

三朝温泉には3つの公衆浴場がありますが、そのなかでも私が一番気に入ったのは、街の一番外れにある株湯。三朝温泉の中でも、最も歴史があるお風呂です。その由来は、850年前にも遡るとのことです。今の株湯は、近くに移設されていますが、古い公衆浴場は足浴場として残されています。

株湯の特徴は、とにかく熱い!この日の水温は44℃ぐらいあるとのこと。とてもすぐに入ることができないので、まずは足湯です。ところが、不思議なことにしばらくすると体を浸けることが出来てしまう。ぼこぼことお湯が沸いてきているのを実感できるのも、このお風呂の楽しみの一つです。湯量が豊富なので、飲泉用のスタンドもあり、ペットボトルにつめて持って帰る人も沢山いました。言葉で表現すると、男性っぽいお湯だけど、後味が悪くない、さらっとした感触がいいと思います。

(紅潮反応でお湯に浸けた部分が赤くなりました)
お湯が熱いので、最初は勇気がいるかもしれませんが、地元の方が次々と入りに来るところから、株湯の魅力の深さを感じることができます。

温泉というと、ホテルの豪華な露天風呂などを楽しむのもいいですが、こうした素朴な公衆浴場にもぜひ入ってみたいものです。

【連絡】・日本温泉学会参加のため、9月6日(木)〜13日(木)まで休診します。
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