2007年03月14日

2007年当時、中国で結婚するプロセス(リバイバル)

 上海に戻っていますが、メールの返信が遅れています。いま、必死で書いておりますので、いましばらくお待ちのほどをお願いします。

 タイトル通り、本日中国での結婚証を取得しました。今日はそのプロセスをちょっとご紹介しましょう。上海市内で取得する場合は、3時間もあればすべて片付くと思います。

 午前中、病院での用事を片付けた後、彼女と待ち合わせてまず日本領事館にいきました。準備するものは、中国人の場合は戸籍簿、身分証明証、日本人の場合は戸籍謄本とパスポートです。

 日本領事館の中では、書類を書き込みます。まず、日本人の私が領事館の中に先に入って、必要事項を聞き書類を受け取った後、外に待っている彼女が中に入ることになります。彼女は中国語で、私は日本語で書くのですが、お互いの住所、年齢などの基本情報以外にどこで知り合って、つきあいの経過などを文章で書いていきます。私たちは医学生時代の同級生なので、きわめてスムーズに文章をまとめると、10分ほどで「独身証明書」が発行されました。値段は85元。

 

 

4339.jpg

 そのあと、この独身証明書をもって、漕宝路82号の光大会議中心の上海市民政局の婚姻登記中心へいきます。ここでは、まず中国での結婚証を取得します。中国人同士の結婚の場合なら、上海市内の各区にある婚姻登記所で手続きが行われますが、外国人の場合は上海市の管轄となります。

 まず、必要証明のコピーをとってもらい、ここでも表に2人が別々に記入します。なんと、日本語の翻訳もあり、ちょっとびっくり。ただ、かなりの直訳で思わず吹き出しそうになりましたが。先日撮った2人の写った結婚証明書に貼る写真3枚もここで提出。結婚証の作成を行います。結婚証明書の写真は、この婚姻登記中心でも撮ることができます。

 続いて、隣の部屋で宣誓をします。
 一応、この写真のような部屋があり、中国の国旗の前で、
1.2人の結婚が2人が望むものである、2.今後、2人で困難などを乗り越えるようがんばる、3.親の面倒をみることを忘れない、といったような3つの事項をお姉さんが中国語朗読し、我々が答えるというもの。

 外国だったら神父さんなどが登場する場面なのでしょう。これらはいずれも、中国の婚姻法に書かれている条文です。



4339_2.jpg

 そして、そのお姉さんから結婚証明書をそれぞれにいただきました。これで、中国での結婚登録は終わり。

 ちなみに、婚姻登記中心では離婚手続きも行われていて、それも宣誓場所の真向かいに一位置しています。今日はだれもいませんでしたが、結婚と離婚が同じ場所で行われるというのが、少し興味深かったです。

 さらに、日本での手続きを行うために、これら結婚証を公証してもらいます。ちょうど、公証所も婚姻登記中心に設置されているので、即手続きするのが便利でしょう。

 日本領事館から始まって、移動時間を合わせるとものの3時間ほどで中国での手続きは完了します。まあ、あっけないといえばそれまでですが、入試の合格発表と同じで、実感がわいてくるのはこれからなのでしょう。

 ホワイトデー(白色情人节)が結婚記念日となりました。

 ちなみに、私たちの登録番号はすでに500番を超えていましたから、今年に入って上海で外国人と結婚したカップルは、500カップル以上ということになります。

4339_3.jpg
posted by 藤田 康介 at 00:00| 国際結婚その後