農園のある奉賢までは、浦東の自宅から45分ほど。
今日は、秋ともいうのに、日差しが強く、かなり暑く感じられました。
ところが、奉賢の農場に着くやいなや、なんとも気持ちよい風が吹き抜けていました。
海からの風です。
いま、中国人の間でも、農家を訪れて田舎体験をする「農家楽」と呼ばれる活動が結構さかんで、農園の周りでも行われていました。自然の楽しみを知らない人が多い上海人には、ぜひ体験してもらって、農業の大切さやその苦労、さらに収穫の喜びを知るべきだと思います。
私も、子供時代は田舎で育って、畑にも手伝いで出ていましたので、それなりに体に染みついているつもりです。そういえば、 昨日、うちの家にきた親戚の上海人の子供たちも、我が家で飼っている魚やカワニナをみて、非常に感動していました。彼らは、それほどまでに自然に飢えているのです。
いつも思うことですが、工藤さんの農園にくると、何かほっとするのです。
それは、中で働く地元の人たちが本当に生き生きとしている点。
そして、何より農作物も生き生きとしているのです。
私も自分のベランダでちょっとした野菜を栽培していますが、ここを訪れるといろいろな勉強をさせていただけます。
今日は妻と一緒に「緑豆湯」を作って、差し入れさせていただきました
今日は、ミニ大根を初めていただきました。
これが、なかなか美味しい。ちょっとピリっと辛いのですが、大きさが手頃で、おつまみ感覚で大根が丸かぶりできます。
さらに、ミニトウモロコシもいただきました。
こちらは、芯まで丸かぶりOKです。こうして食べれば、確かに芯のゴミも減っていいですね。
私の妻は、サトウキビにご満悦でした。なかなかいいサトウキビが生えていて、おみやげにも一袋いただきました。サトウキビが市場に出だすと、秋を感じます。
私にとっては、サトウキビは「秋」の季語となるぐらい、季節感があるものです。これをすりおろしてジュースにすると、これまたうまい。
甘いものが贅沢品であった時代、サトウキビは貴重な「甘さ」を体験できる食品だったのです。日本でも、江戸時代でも病気にでもならない限り、庶民は甘いものをなかなか食べられなかったようです。
そして、忘れてはならないのは地鶏の丸焼き。これは、かなり贅沢。
炭火で地鶏を一羽焼いてもらえるなんて、感動ものです。しかも、ついさっきまで生きていた新鮮なもの。
ああ、私も圧力鍋を家から持ってきて鶏のスープを作りたくなった。。。
野菜を作られている生産者の目の前で、こうやって美味しい野菜をいただけるのは最高の幸せです。日々の手入れをなさっている農家の皆さんの尽力で初めて、安全で美味しい野菜が食べられるのです。だからこそ、なおさら美味しい。都市のスーパーでは生産者の顔が見えないので、なかなかこういうチャンスはないです。特に中国では。
今日も虫にやられてしまったハウスの茄子を見ました。健全に出荷までにこぎ着けることがどれだけ大変か、よく分かります。ミニトマトも美味しそうな色がつきだしていました。10月中頃以降には収穫が可能なようです。
今日は本当に素晴らしいパーティーを開いてくださってありがとうございました。
また、次を企画させてください。よろしくお願いします!
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