2010年02月26日

無計画な建設だと思う

 地下鉄2号線の竜陽路から張江高科へ抜ける新線ですが、今までは高架でした。旧張江高科駅は、私が上海中医薬大学の大学院へ通っていたころ、よく利用した駅なのでいろいろ思い出がありますが、今はもう封鎖されています。旧駅前にできたシュッピングモールも、すこし誤算だったでしょう。LRT(路面電車)の駅からも、地下鉄駅は離れてしまいました。

 この新線の建設はかなり強引だと思います。

 私はてっきり竜陽路駅から先は、地下トンネルを掘って新線とつなげるのかと思っていたのですが、結果は、一度地上に線路をあげてから、再び地下に潜るという方法が採用されていました。

 後世の上海の鉄道マニアは、どうして竜陽路と張江高科駅の間で、地下鉄2号線が一旦地上にでるのか、討論することだと思います。(笑)



2号線の高架の先はなく、撤去されることに


  もともと、計画では2号線は高架線が先まで伸びるはずだったのですが、ハイテクパーク内の都市計画が予想以上に発展したためか、延長線は急遽地下に変更され、せっかく建設された高架橋は10年ももたずに撤去。ゼネコンは喜びで、お金は潤うでしょうが、すごい無駄遣いですね。ものが安いから可能な技なのかもしれませんが。

 広蘭路の空港線からの2号線乗り換え駅もいろいろ問題が出てきそうですね。

 中国では計画的な開発が難しいというのは、こうした政府の工事をみても実感できます。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  


付け替えられたルート
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類