2008年03月09日

中国の不動産の値下がり

 相変わらず、どこから私の携帯番号を仕入れてきたのか、不動産業者からマンションを売って欲しいという電話がジャンジャンかかってきますが、そろそろ中国の都市部でも不動産の値下がり信号が出始めています。

 確かに、相変わらず上海の不動産の前には何億円もするような物件が並んでいますが、硬直状態。実際には殆ど動いていないようです。
 いまの市民の収入では、そうした物件がすぐに買えるような状態ではなく、私は実際の数値よりも、市民の感じる景気感覚はよくないと思っています。1元や2元安くなる程度でも、客がスーパーに殺到するのもわかるような気がします。

 深センでも、不動産の下落がかなり進んできました。深センは、中国でも有数の不動産高騰エリアで、調査データでは2006年に不動産を取得した人のうち、30%は半年以内に転売していたことが分かっていますし、この高騰がバブルであったことがよく分かります。ちなみに、深センでは2008年1月のマンション平均価格も、2007年10月最高値の1平米17350元と比較すると、14737元にまで落ち込んでいます。

 これはまだマシで、人によっては買ったばかりのマンションが1年もたたないうちに30%も下落し、そのことがニュースにもなるようになりました。以前だったら、いくら値あがったというのがネタとなるのが、最近では値下がりを書く記事が増えています。

 上海でも大手デベロッパー、万科が開発した新築マンションに対して、実質的なディスカウントを行ったことが、大きなニュースとなっていました。

 私のまわりの日本人でも、投資目的で買った人でも、そろそろ不動産を手放そうという人が増えてきています。つまり、不動産を売り払って銀行に貯金し、その利子で家賃を払った方が、ずっと割があうという考え方です。

 今後の不動産価格の動向は、中国の経済に大きな影響を与えるだけに注目です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類