しかし、まだ兆候は現れず。まあ、初産なので予定日より遅れるとは聞いていますが、本音はやはり夫婦ともにソワソワしてしまうものです。
ところで、日本ではへその緒を残しますよね。私も、自分のへその緒が立派な木箱に入っていたのを思い出します。中国では、新生児の髪の毛を使って筆を作る習慣はあるそうですが、へその緒を残す習慣はないみたいです。
でも、その代わりに人気が高いのが胎盤。
ご存じの通り、胎盤は大切な生薬でして、中医用語では『紫河車』と言います。主な効能は、気・血・精を補う作用があり、滋養強壮という面では非常に重宝されます。といっても、そのまま使うわけではなく、しっかりと煮詰めてから乾燥させ、粉にして使います。
中国人は大抵胎盤の有用性をしっていて、産婦人科病院にいっても、胎盤の処理をどうするか聞かれます。我が家はまだ決めていませんが、私の友人は代々の中医師の家系なので、大切に保存して薬として加工したと言っていました。
もちろん、生薬薬局などで手に入る『紫河車』は正規のルートがあるわけでして、どれでも使ってもいいというわけではないですが、これから冬に備えてはじまる『冬令進補』では、胎盤の粉は非常に重宝されます。高齢の方なら、元気が出るから欲しいと言われるぐらいなのです。
確かに、胎盤には様々なホルモンが含まれているでしょうし、栄養価も高そう。野生動物だったらお母さんが食べてしまうようなこともありますよね。
古代人はそういうところから胎盤も有用性を知っていたのでしょう。
【未分類の最新記事】