2009年01月30日

ついに呉江路も最後の時が来たか

 上海中心部で数少ない庶民的な風情を残していた呉江路。

 私も、ブログで何回か紹介しています。

呉江路のちょっと人気があるお店

朝はちょっくら呉江路のB級グルメ

中秋節、アヒルの丸焼きを賞味する

 以前から、取り壊しの話はあったのですが、とりあえず持ちこたえてはいました。それが、ついに取り壊しがはじまっています。立ち退きも続行されているようです。

上が2009年1月の姿、下が2008年10月の姿


 日本のテレビ番組などにも紹介され、上海の街の中心で、しかも南京西路エリアで唯一とも言えるB級グルメ街が、また上海から姿を消そうとしています。

 日本の商店街などを見ても、「街を形成する」ということは、非常に大変なことであることが分かるのですが、これだけにぎわっているところでも、上海ではいとも簡単に取り壊してしまいます。

 呉江路ですが、すでに西側は改良が終わっていて、上海の何処にでもあるようなこぎれいな通りに変わっています。高級シュッピング街を目指しているようです。しかし改良されてからは私も滅多にいかなくなりました。

 上海の町歩きが面白くなくなってきてのも、こうした味のある、しかも昔から庶民に愛されてきている通りがどんどん姿を消してきたからだと思います。

 新しいものをどんどん作るのは簡単でしょうが、こうした庶民の楽しみも残しておいて欲しいなと切に願うのでした。

あのウワサのケーキ屋もなくなっていた。。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類