最近、中国の名門大学で、アフリカなどの留学生が増えているのですが、その中に、中国人とおぼしき名前をもって入学してきている人が多いというのです。
ははは、やっと気付いたか、みたいな感じですね。
私が医学生だった頃、中国人と変わらない中国語能力をもっておきながら、留学生クラスで勉強している人が少なくなく、中国語を母国語としない留学生からブーイングが出ていました。彼らがネイティブ並の中国語で奨学金などを総ナメにすることも。
実は私は、そんなイザコザがいやで、1年生は留学生のクラスに居ましたが、2年生から博士課程までは中国人と同じ講義と試験をうけてきました。結果的には、これが功を奏し、妻とも出会えました。中国全国にいる友達もこのときに知り合いました。
しかし、特に台湾人などで、海外の国籍を取得して、留学生として留学生クラスでラクして卒業しようとする輩も少なくありません。
さらに、そうした留学生のなかに、実はれっき中国で中国人として育ったのに、大学に入るのが目的で、留学生待遇を受けるために、外国のパスポートを取得したという人たちもおり、これがいま不公平だと中国人学生の間で問題になっているのです。
そこで、大学側も、高校をどこで卒業したかなど、情報の確認に力を入れているようですが、こうした大学受験の難関を避けるため、わざわざ海外でパスポートを取得するルートがあるというのも台湾人から聞きました。
やろうと思えば、なんとでもできてしまう中国人の社会。
ただ、実際には、名門大学を卒業したからといって、将来が約束されたという時代は過ぎ去っており、そこまでやることがどこまで意味があるかは不明です。
また、中国の世界的地位向上により、中国留学の意味が昨今大きく変わってきており、さらに大学や大学院の制度もより厳しくなってきています。
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