2009年04月26日

温める物、冷やす物

 先日、食べものにおける「発」について紹介しました。しかし、なかなか日頃気がつかないもので、特にアレルギー体質の方は気をつけていただきたいのですが、私も患者さんに説明することを忘れてしまい、猛反省することもあります。以下を読む前に、まず「発」について読んでいただけたら幸いです。

 さて、中医学をしていると、患者さんからよく質問されるのが体を温める物、温めない物関係の話題です。今回はすこし飲み物に関するネタでいきます。

 まず、体を温める系の飲み物。お茶系では紅茶が代表です。そのほか、ミカンやパパイヤ、桃、山査子なんかも体を温めます。生姜なんかも温めることが分かります。中国人がよく飲んでいるクコ茶や棗系も温めるグループに入れられます。コーヒーなんかも体を温めます。
 あまりお薦めできませんが、炭酸飲料ではコーラは温める系に入りますが、冷やして飲んでしまったらあまり意味がありません。というか、なるべく飲まないようにしたいですね。
 

 これに対して、体を冷やす系の飲み物は、スイカジュース、オレンジジュース、グレープフルーツジュースなどなど。サトウキビやレモン、梨、マンゴー、キーウイなども体を冷やします。注意したいのは、バナナも体を冷やすという点です。熱帯の果物には、体を冷やすものが多いです。

 牛乳は体を冷やすグループに属しますので、牛乳で下痢をするというのも分かりますね。一方でミルクティーにしてしまうと、紅茶の温める作用を緩和してくれることになります。

 体を冷やすお茶の代表が緑茶です。菊茶やハブ茶も体を冷やすグループに入ります。

 これに対して、冷やしもしなくて温めもしない中性の性質のお茶の代表はウーロン茶です。ジュースではニンジンジュースも中性に属します。

上海エクスプローラー・中国関連ブログ人気ランキングへ
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類