さて、ハイハイをし出す頃から知能がついてきて、また運動能力も少しずつ進歩しているのが分かるのですが、最近、「手をたたく」という動作ができるようになりました。今まで、「手をたたく」ことのまねごとができたのですが、両手が当たりませんでした。
そして、義母が来たとき、「パーパー ソー(無錫方言)」を聞くと、なぜか喜んで手をたたくようになります。一方で、夜になると私が「手をたたきましょう♪」と一生懸命教え込んでいます。
娘の言語環境は非常に複雑です。
なんせ、上海語と普通語、無錫語、日本語と4つの言語環境で育っています。
状況は以下の通りです。まず、上海語と普通語は母親や義父が喋ることが多いので、おそらく一番進歩が早いのではないかと思います。しかし、義母は普通語が苦手なので、無錫語が炸裂しています。最近、義母がよく我が家に遊びに来ていて、よく無錫語で話しかけているのですが、おかげで「パーパー ソー(無錫方言)」ができるようになったのではないかと思っています。
ちなみに、テレビ環境はNHKばかりつけていますので日本語ですし、日本の童謡は1日中かかっています。そして、私は日本語で娘と話すようにしています。家に戻ってくるのが遅いので、日本語を浴びる時間が最も少ないのが心配なのですが、そこはテレビで補填できないか少し期待しています。
フランスにいっていたとき、ポーランドとフランスで言語学の研究をしている日本人と知り合い、子供の言葉の習得について、いろいろアドバイスをいただきました。
その中で、子供にとって、「この人と喋るときは、この言葉」という反射的行動が大切だと言われたました。つまり、私と喋るときは、反射的に日本語が出てくるといったシチュエーションです。これは、なるほどだと思います。
上海人の場合、上海語の環境と普通語の環境がありますが、家族では普通語というように切り替えがされていることが多いです。実際、妻の実家では家族同士で普通語を喋ることはまずありません。
さて、我が家の娘はどうなるのか?興味深いのですが、多国語環境に意外と順応性が高い中華民族の血が混ざっているだけに、楽しみです。
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