といっても、たいそうなイベントがあるわけでもなく、川縁にある村の公共墓地へいって、墓石を探し出し、銀紙を燃やして終了。
この川縁の公共墓地も工業地の開発で立ち退きが要求されており、来年もここにあるかは疑問です。
墓地には妻の祖父が眠っています。当然、新中国がはじまる前生まれの民国世代なのですが、その当時は現在地下鉄1号線の莘庄駅エリアにも土地をもっていたいわゆるブルジョアで、その後の新中国以降のゴタゴタと文革でスッテンテンにされた世代でもあります。
お墓に眠る妻の祖父の心境も複雑でしょう。
ちなみに、祖母は86歳でまだまだ健在で、1人で暮らしています。体もしゃきっとしてピンピンしておられます。
これは後日談なのですが、日本の我が家の父母が、今の上海人の妻との結婚を反対しなかった理由の一つに、この86歳の祖母の写真を見てからというエピソードを聞きました。
中国ではお金持ちは沢山いますが、きっちりと育てられた大人は意外にも少ないような気がします。そんな中、こうした祖父母の写真をみると、その家がどんな家なのかイメージできるというのです。
もちろん、写真を見る程度では表面的かもしれませんが、子供3人をすべて大学に通わせた祖父母の教育にかける情熱はその当時の中国の時代背景から鑑みると、すごいことです。
私たちの国際結婚の影の功労者が実は妻の祖父母かもしれません。
中国人との結婚は、まさに相手方の家族との結婚でもあるので、国際結婚を考えられている方は、祖父母が健在なら交流することも大切だと思います。
お土産に、実家から自家製のニワトリの卵をお土産にもらいました。
親戚が江蘇省で養鶏場をやっているので、新鮮な卵をぜひ持って帰って欲しいといただきました。
いつももらうのですが、籾殻に詰め込まれ、結構美味しいのですよ!
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