2008年04月10日

聖火リレー

 ここ最近の中国のニュースのトップは、イギリス・フランス・アメリカなどで行われた聖火リレー関連のものです。

 もちろん、ゴタゴタが発生していることは、形式が異なるにしろしっかりと中国でも報道されています。情報を国民へ提供されるありかたも変わってきました。

 お国の事情はいろいろあるにせよ、今回の聖火リレー報道も中国のしたたかさを見せつけられた格好で、騒ぎが大きくなればなるほど、その話題性が膨らみ、また中国人の愛国心もぐっと固められていく構図になっています。

 さすがですね。

 世界各国の華僑たちも聖火を護衛して、暴徒たちからの攻撃を防ぐべく一致団結しているようです(中国ではそのように報道されています)。

 フランス・パリで聖火リレーに加わった車いすの上海人女性は、聖火を暴徒たちからしっかりと守り通し、上海人的美貌といい、一躍ヒーローとなってしまいました。

 一連の報道をみて強調されているのは、世界全体で祭典を盛り上げようというより、やはり中国人(中華民族)が一致団結して北京オリンピックを成功させようとするフィーバーであり、このテリトリーのなかにいる人にとっては、きっと気持ちのいいものでしょう。
 これがきっと中華思想なんだ、と思わせる節が多々あります。

 しかし、我々外国人からすると、ちょっと冷めた気分になってしまうのも仕方がないと思います。世界の祭典とはいえ、茅の外にいるような感じがするからです。

 でも中国は大きい。14億人という人口と、世界に散らばる華僑たち。それだけで、圧倒されてしまい、逆に我々もプロパガンダに支配されてしまう。

 既存の民主主義にも限界もあるのかもしれません。

 いずれにしろ、いまこの段階で聖火リレーを妨害したりする行為は私はいかがなものかと思います。
 だってもうかなり前に北京でオリンピックを開くことを(一応民主的に、としておきましょう)決めたのだから。北京オリンピックが成功することを願わずにはいられません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類