昨晩、ちょうど、フジテレビの「特ダネ」の番組から、電話取材が入ったので、私の感想を喋らせてもらいましたが、1996年当時の上海地下鉄の黎明期から現在を知っているものとして、今の地下鉄運行の管理のあり方には、もう少し慎重になってほしいと思うのです。
(注:インタビューは28日の朝に放送されたようです。)
1996年当時、地下鉄は1号線の1本だけで、それも上海駅から錦江楽園までで、莘庄までも走っていませんでした。上海特有の地盤の問題などもあり、難工事が想定され、かなり慎重に地下鉄工事が行われていた印象でした。それが、万博を契機に、世界最大規模にまで膨れあがりました。混雑も、年々拍車がかかっています。
私も時々10号線を利用しますが、開通当初、1年後には無人化運転ができると報道されていたのが印象的で、上海の地下鉄システムもそこまで成長したんだ、とびっくりしたのを覚えています。開通したのは、上海万博が開幕する直前でした。
しかし、毎日出勤は終着駅から乗車しているので、乗務員交代で地下鉄を運転している運転士の服装を見ることができるのですが、若い運転士ばかりで、しかもなんともだらしない格好をしている人も少なくなく、正直大丈夫?と思ってしまうこともありました。日本人はこうした服装の乱れをいいますからね。
また、地下鉄乗っているときに、ツイッターやフェイスブックにもときどきつぶやかせてもらっていますが、急ブレーキでひやひやしたり、ドアが開かなかったり、焦げ臭いにおいが充満してきたり、フォロワーの皆さんからも、「よくいろいろなことが起こるのですね!」と書き込みがあるほど、考えてみれば小さなトラブルは多いように思います。
特に、急ブレーキに関しては、列車が出発したと思ったら、突然ホームの真ん中で停まってしまうこともあり、「出発信号が青じゃなかったの?」と思ってしまいますよね。明らかに、信号の問題だと思います。鉄ちゃんはこういうのには非常に気になります。
でも、今の私達の上海での生活は、地下鉄なしに語れません。そもそも、地下鉄が走っている前提で街が発展してきました。
私もマイカーを持っていますが、今の交通事情ではとてもラッシュアワーに市内中心部までクルマを乗り付けるわけにはいけないし、もちろん自転車も使えますが、縦横無尽に貼り巡られた地下鉄網にはやはりかないません。根本的に自転車が乗り入れられないエリアも市内には多いですし。
やはり、我々一般庶民からすると、今後さらなる管理の強化と、原因の徹底的な究明に期待するしかないのが、現状なのです。
どうか、よろしくお願いします。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
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