2009年04月25日

朝にコップ一杯の水を

 春本番の上海ですが、上海はこれから梅雨を迎えると一気に夏に突入します。これがまた極端で、ザーと大雨が降ったかと思うと、その翌日には真夏のような天気がやってきて、「夏!」となるのです。大陸的気候です。

 中医学は季節の変わり目と体調の関係を非常に重視します。これは体自身が、気候の変化などをあわせて自らコントロールしているのですが、場合によってはそれが難しいときもあります。例えば、エアコンの冷気とか、夏場の冷たい食べものの摂取などです。これだけ食生活や住環境が自然でなくなってきた昨今、体にとって予想できないことがあまりにも多すぎるような気もします。それが外からの刺激要素として、体に悪さしているのは確かです。

 春、注意しないといけないのが高血圧です。この時期、血圧が上がってしまう人が少なくありません。中医学では、まさに陽気が盛んになってきて、体の動きも活発になってくるのですが、そうしたものと関係があります。春は情緒的にも不安定になりやすく、これが五臓六腑の「肝」にストレスをかけることが多いのです。

 特に、注意しないといけないのは朝起床後の血圧で、このときに血圧のピークがくることがあります。先日日本で亡くなった私の祖母も亡くなった日の早朝・朝食時に自宅で倒れています。

 そこで、すこし注意していただきたいのが、朝に水分を取ると言うことです。特に、起きたあとにミネラルウオーターをごくりと飲むことは、それなりに意義があります。

 夜中、寝ているときに汗や呼吸などで水分を失っており、朝起きたとき体の血液は濃縮された状態になっています。これは腎臓の尿検査をするときには都合がいいのですが、体にとっては思わしい状態ではありません。

 寝る前にも、飲み過ぎない程度に水分を少々補っておくことも大切です。特に、腎臓結石の傾向がある人は、結石予防のためにも寝る前に水を飲んでおこうとよく言われますが、健康な人でも気をつけておきたいです。

 でも、上海で美味しい水を見つけるのはなかなか困難ですが。。。。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類