2011年07月27日

明代の木造船を見に

 あまり知られていませんが、なかなか見応えのある博物館を見つけました。

 上海浦東新区の臨港新城にある、中国海事博物館です。上海市中心エリアからだと、高速道がつながっているので、所要時間は1時間ほどでした。

 この博物館は、国立博物館クラスのもので、中国海事局の管轄に入っています。船の帆をデザインした建物も印象的でした。入場料は大人50元で、無料駐車場は完備されています。50元というと高く感じるかもしれませんが、船が好きなら、十分に1日楽しめる充実度でした。

 目玉はなんといっても、博物館の中央部分に復元された明代の木造船。これは圧巻でした。全長31メートル、高さ26.4メートルあり、福建省から浙江省沿岸で製造されたものを、浙江省舟山地区の舟職人たちが再現しました。

 かなり立派な木で組まれていて、この船だったらかなり遠洋までも行けそうな感じがしますね。

 

 この博物館には、中国の船に関するあらゆる情報が詰まっていますが、体験する施設もあり、いろいろ工夫がみられました。

 木造船は、この船以外にもいろいろ展示されていました。

 歴史のコーナーでは、遣唐使船のエピソードも。奈良県人としてものすごく気になるのですが、展示された当時の地図に平成京というのが書かれており、「?」と思いましたが、よく見ると平城京との間違いだったようで。。。。こういう間違いは、すこし恥ずかしいですよね。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類