2010年09月29日

桩考(倒车考试)的技巧

 上海での自動車教習所の2つめの試験、桩考(倒车考试)と呼ばれるバックでの車庫入れを今朝6時半から受けてきました。

 上海でゼロから車の免許を取ろうと言う人はそういないと思いますが、もしチャレンジする方がいらっしゃったらと思い、試験の合格のテクニックを少しご紹介しておきます。

 この試験は、車をバックで杭と杭の間の駐車スペースに収め、車庫内で左の車庫から右の車庫へ移動させた後、再び逆方向からバックで駐車スペースに車を収めるというものです。直角で車を入れるのですが、バックをしているときに途中でハンドルを切り直して前進させると不合格になるので、一発で車を入れなければなりません。

 制限時間は1回15分で、2回チャンスが与えられます。また、車庫の線の上には赤外線のセンサーがあるので、車の頭やおしりが赤外線センサーにあたると、エンジンが止まって「不合格」となるようになっていて、完全にコンピューター化されていました。
 
 ということで、私が教官から教わったテクニックは。。。。

 私が試験を受けた日は大雨だったので、まず自宅からぞうきんを持参して、車のサイドミラーやフロントガラスを拭きました。

1.車のスタート時の位置に注意。車止めの左から2つめの足に自分の体をあわせるように前準備をしておく。そして、クラッチと変速操作の確認。車がかなりぼろいので。。。。(これは制限時間外)。その後、赤旗を振って試験スタート。

2.白い太い柱が運転手と同じ位置に来たときに、ハンドルを2回転。試験で使われるサンタナは、2回転半ハンドルが回るので、2回転させたあと、4秒待ってから半回転させて車のおしりを車庫にいれます。このとき、バックの速度は歩く程度。さらに、サイドミラーを確認しながら、内側のポールと車との距離が30センチ程度になるようにバックさせ、ハンドルを1回転戻す。

3.車庫の線と車が並行になったら、そのままハンドルをまっすぐにしてバック。後ろの赤外線センサーに当たらないように、停車位置をチェック。(道路にペンキで線が描かれていました。)

4.そして、左のレーンへ移動します。ハンドル操作は 2−4−2(前進)、2−4−2(バック)、1−2−1(前進)、1−2−1(後退)。(数字はハンドルの回転数)

5.ななめで左側の入り口から出て行くのですが、このとき、車を左に曲げる場所をチェック。(道路にペイントしてあります。)

6.車を車止めの左から2つめの足を目標に前進できるところまで前進させて停車。

7.再びバックして車庫入れ。今度は右側の車庫に逆方向から入れます。白いポールに自分の体が一致したときに、ハンドルをいっぱいに切ってバック。サイドミラーで、車の後ろと杭の距離が30センチ程度になったら、ハンドルを1回転戻す。おしりが無事に入ったら、頭が完全に赤外線の範囲に入るまで下がります。そして、出発点にまで車を出してきて終了。合格だったら、「合格」というアナウンスが入ります。

 とまあ、こんな具合です。

 私も1ヶ月前の試験では、感覚で入れてしまおうとやってみたのですが、失敗し、今回はこのやり方でスムーズに桩考(倒车考试)をパスできました。思った以上に簡単でした。直角に車を駐車場に入れることはあまりないかもしれませんが、これ以外の方法だと、かなり微調整が必要で、赤外線センサーに当たってしまう確率も増えてしまいます。そのため、かなり自由度の効かない試験になります。

 というわけで、やっとこの車庫入れの試験が終了し、次は小路の試験となります。仕事の都合がなかなか着かないので、また1ヶ月後ぐらいの受験になるかな。

 10分程度で試験が終わった後、朝の莘庄の混雑の中、今日は中医クリニックに出勤となりました。

 長い一日でした。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類