特に、中国人との国際カップルの皆さん、わすれてはダメですよ!
私ももちろん彼女を連れて食事に行きました。ただ、この日は会社でコンテンツ会議や打ち合わせがあり、バタバタ。そこで仕方がなく、徐家匯の港匯広場で食事となってしまいました。一番避けたかった選択肢なのですが、暑さで2人ともあまり動きたくなかったのが本音。
最近、このあたりはあまりウロウロしないのですが、正直いってびっくりしました。ここの5階、6階のレストラン街の人の多いこと。
写真に撮った回転寿司もこの通りの行列。上海料理屋、韓国料理屋、東北料理屋、どこも行列が出来ています。
特に中国の回転寿司。とても日本の比ではありません。生ものの魚類は少ないし、あってもネタよりご飯のほうがずっと大きく、にぎりはすごいいびつな形。日本料理研究家の私の叔父が「中華料理の寿司」と皮肉っていた寿司ですが、そんなメニューでもすごい行列。人口が多いとはすごいことです。
私たちが入った店も、単に空いているからそうしたのだけど、値段が高いこと。食い倒れの街、大阪と比べても遜色ないのではないでしょうか?少なくとも徐家匯の食べ物の値段水準は香港クラスでしょう。上海の外食産業は物価水準からすると非常に高いのは確か。
2006年上半期の統計を見てみると、上海市民の外食関連の売り上げは215.57億元で、前年比27.9%の大幅な増加。消費全体の伸びが前年比13.1%程度だったので、外食産業が上海の消費経済を引っ張っていっているといって過言ではないと思います。
私の友人から推察して、最近の若い世代の上海人のほとんどは料理ができません。共働きで日ごろの料理は親任せ、もしくは外食ばっかりに頼っているのが原因で、実際に市場に買い物に出かけるという人は本当に少ないのです。その結果、例えばチンゲンサイの炒め物が10元といわれても決して驚かない。相場が分からないのです。(普通の市場で買ったらチンゲンサは500グラムで1元程度)最近、そういった傾向がますますひどくなっているように思います。
経済への影響はともかく、家庭生活でそういうのはちょっと問題ですよね。子供にしても「おふくろの味」をまったく知らないで、大きくなるようなことも珍しくなくなるのでは?健康面でもこれは良くない。肥満児が増えるのも納得です。
そういう意味では、大抵の上海料理を頼むと速攻で作れてしまう私の彼女に、我ながら敬服!こんな上海人も確かにいます。
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