今日は朝から改定作業が進んでいる便利帳の「小吃」の部分の執筆のために、いつも食べている朝食の数々を一括購入。そして一つ一つ写真に収めていきました。
中国では朝食の種類が多く、見た目にもなかなか楽しいものです。上海で本当の地元の「小吃」を賞味したければ、朝の街を歩かなければいけません。
朝にお粥といい、お米の文化という中国と共通の食文化があるのは日本人にとってもうれしいことです。しかも豆乳も豊富。もう十数年前になりますが、スコットランドで生活していたとき、毎日どれだけお米が食べたかったことか…。毎日主食のパスタやジャガイモではお腹が持ちませんし、たまに食べるタイ米もやはり食感が違います。朝食にしても、B&Bにでも泊まればボリュームたっぷりのイングリッシュ・ブレックファーストが楽しめますが、普通の朝食といえば食パンとシリアル程度。そういう意味では、中国の食には本当に助かっています。化学調味料漬けは困りますが、材料が安く手に入るので、いくらでも自分で作られます。
でも、今振り返れば、悠々と時間が流れていたスコットランドのエディンバラの風景は、上海とはまったく次元の違った楽しみ方を私に教えてくれたような気がします。
朝食の後は、朝刊を取った後、資料を抱えて世紀公園へ。平日の朝なので人はほとんど無し。涼しいのでベンチに坐って資料を読んだりパソコンをたたいたりして仕事をしました。この公園は入場料が10元なのですが、年間フリーパスがあり、その値段は388元。かなりお得です。
そうすると、鳩の守りをしているおじさんがこちらにやってきます。何事かな?と思ったら「今日は客が誰もいないので、すこし私とお話しませんか?」ということらしい。60歳のこのおじさん、退職後、この世紀公園で月給700元で毎日鳩の守りをしているそうですが、平日は客も非常に少なく、「人と話をしたい」と言っていました。というわけで、おじさんと30分ぐらい世間話をいろいろ。このおじさん、かなりいろいろな人とこうやって会話をしているようで、話題は豊富豊富。人と会話をしなければ、気が狂いそうだ、といっていましたが、これだけ広い公園の広場でポツンと一人でいれば、無理も無いでしょう。白い鳩の前で、一袋1元でえさ用のトウモロコシの種を売っていましたが、これだけ人がいなければ、そりゃ誰も買いません。しかし、人がいないということに困るのも、この上海では贅沢なことかもしれませんね。
公園を見渡すと、人工湖の周りで連休中に開催される花火大会の準備が着々と進んでいました。
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