2007年10月31日

戦う街、西安は難しい

 西安といえば、日本人にとっても非常に親しみの持てる場所です。兵馬俑やら、街をぐるりと囲む城壁やら、西遊記、シルクロードなども西安のキーワードとなるのでしょうか。

 でも、この街はかなり手強い。初めて西安にきての私の感想です。

 おそらく、四川省成都から西安に入ったからかもしれません。まず、西安人との接し方に慣れません。妻の親戚が居たので助かりましたが、全体的に外から来たものに対しては、冷たく感じられました。成都とまるっきり正反対です。

 おそらく、私がなまじっか中国語をまともにしゃべるのが原因なのかもしれません。

 とにかく、街やホテルで頼み事をすると、まず第一声目は、日本語の「だめ」に相当する「不行」が連発。その後、こちらがいろいろ理由をつけると、渋々OKとなることが多い。

 そして、あからさまに嫌そうな顔をする人も多い。

 西安では今日だけで数件の飲食店を回りましたが、服務員の態度はどこも冷たく、あしらわれているような感じを受けてしまいます。慣れなければ、最悪服務員の顔色を疑いながら食事をしなくてはなりません。
 

 そんなことを、同行のカメラマンと話すと、彼も西安取材したときにもめ事に巻き込まれた経験を話してくれました。西安人の国民性が、ひょっとしてそうではないのかと思います。

 たとえば、上海人がなんとか避けようとする争いごとでも、もし西安人ならきっと真っ正面から対決するかもしれません。

 つまり、けんかや争いごとをしながら、関係が密になっていく。。。そんな感じがします。
 
 北方人は一般に荒々しくおおざっぱというイメージがありますが、西安あたりまでくると、まさにぴったり当てはまります。そういった人たちを統治していかないといけない中国政府中央は大変なものだと思います。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類