考えてみれば、中国全土でみると、地震は非常に多いです。上海でも、上海の直下型地震ではないにしろ、96年にもしっかりと揺れました。
そこで、中国政府は、2010年までに主要都市でM6程度の地震に耐えられるように対策を講じるようです。市民の地震防災の知識の普及率を40%にまで高め、20万人規模のボランティアを結成、さらに地震発生後24時間以内に被災者が生活・医療面での救助が受けられるという目標を立てています。壮大な目標ですが、これは並大抵のことではない。今の状態では、地震が発生したら机の下に避難するなんて、中国人のほとんどは検討もつかないでしょう。
さらに、中国国務院から発表された『国家防震減災計画(2006年〜2020年)』では、中国の国家面積の50%でZ度以上の大地震が発生し、このエリアに23省が含まれ、さらに中国全国の100万人以上の都市の2/3が影響をうけるとしています。
上海でも、万博開催にあわせて2010年上海万博地震防災研究対策のプロジェクトチームを発足させます。長江デルタエリアでの地震や津波観測を強化するとか。
閔行区では、市民の避難シェルターを作ったという話も聞きますが、早く対策を進めて欲しいものです。
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