小児ネフローゼで、私がこれまで研究してきた成果を、初めて専門家の前で発表。かなりドキドキしましたが、全部自分でやった研究なので、すべてアドリブでできるというのが嬉しい。
というか、私は論文発表のときに原稿を用意しても、その通り進んだ試しがないんです。今回は、英語と中国語を交ぜながらの発表。発表のあとの司会者のコメント。「語学はマスターレベル、表現力はドクターレベル、論文はポストドクターレベル」なんて冗談を言われると、かなり小恥ずかしい。
いずれにしろ、反応はまずまず。
北京の中日友好病院の教授から、「よかった」とほめられたときはホッとしました。学会から発表のお礼もいただいてしまって、ちょっと感動。
その後、バンクーバーで活躍する中医師の皆さんからたくさんの名刺をいただきました。
そこで気がついたのは、バンクーバーにいる華人(台湾・香港・シンガポール系)の多くが、日本とのつながりを持っている点。日本に留学したことがあるとか、片言でも日本語を操れるひとが少なくありません。
華僑たちの間では、暗黙のうちに日本−中国大陸−バンクーバーの構図があるのかもしれません。
今回の訪問で、また新しいネットワークが構築できそうで、ロッキーから帰ってくる10月3日にも、もう一度皆さんとお会いすることになりました。
Main Landにいる中国人とは、また違う「風」を彼らから感じることができました。
しかしですねえ。
バンクーバーでサービス業に携わっている華僑の皆さん、実にすがすがしくいいサービスをしております。しかも、北京語・広東語・英語などを巧みに使い分けて。
語学力がすごいと言うよりも、そこまでできてしまう生活環境にいるわけですよねえ。
「なんで上海がああなんだ〜」と強く思うのでした。
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