2008年09月30日

発表はとりあえず成功!

 午後、3番目に私の発表がありました。

 小児ネフローゼで、私がこれまで研究してきた成果を、初めて専門家の前で発表。かなりドキドキしましたが、全部自分でやった研究なので、すべてアドリブでできるというのが嬉しい。

 というか、私は論文発表のときに原稿を用意しても、その通り進んだ試しがないんです。今回は、英語と中国語を交ぜながらの発表。発表のあとの司会者のコメント。「語学はマスターレベル、表現力はドクターレベル、論文はポストドクターレベル」なんて冗談を言われると、かなり小恥ずかしい。

 いずれにしろ、反応はまずまず。
 北京の中日友好病院の教授から、「よかった」とほめられたときはホッとしました。学会から発表のお礼もいただいてしまって、ちょっと感動。

 その後、バンクーバーで活躍する中医師の皆さんからたくさんの名刺をいただきました。

 

 そこで気がついたのは、バンクーバーにいる華人(台湾・香港・シンガポール系)の多くが、日本とのつながりを持っている点。日本に留学したことがあるとか、片言でも日本語を操れるひとが少なくありません。

 華僑たちの間では、暗黙のうちに日本−中国大陸−バンクーバーの構図があるのかもしれません。

 今回の訪問で、また新しいネットワークが構築できそうで、ロッキーから帰ってくる10月3日にも、もう一度皆さんとお会いすることになりました。

 Main Landにいる中国人とは、また違う「風」を彼らから感じることができました。

 しかしですねえ。

 バンクーバーでサービス業に携わっている華僑の皆さん、実にすがすがしくいいサービスをしております。しかも、北京語・広東語・英語などを巧みに使い分けて。

 語学力がすごいと言うよりも、そこまでできてしまう生活環境にいるわけですよねえ。

 「なんで上海がああなんだ〜」と強く思うのでした。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類