2009年02月12日

やったね!ローン金利が下がった

 2009年に入って、中国政府が様々な新しい経済対策を打ち出しているのですが、なかなか私たちの中国生活に実感が持てませんでしたが、今回はちょっと嬉しいニュース。

 もともと基準金利の25%引きだった住宅ローンの金利が、30%引きになりました。これだけで、毎月数百元のお金が浮いてきます。そして、それがついに1月31日から実行されました。

 数百元は中国では大きい。肉まんが何百個も食べられる額ですから。

 といっても、日本の住宅ローン金利に比べると、中国のローン金利は遙かに高いのですが、それでも年利6.655%から、5.0490%になることの意義は、庶民にとっては大きいです。

 ただ、上海の景気は楽観視できません。2月の出稼ぎ労働者雇用危機の次は、3月〜4月にホワイトカラー雇用危機がくると予想されています。3月〜4月にかけて、外資系企業を中心に決算も出されますし、このあたりに雇用問題に大きな動きがあるのではないかと上海では警戒しています。

 私の周りでも、日本人駐在員を中心に、この時期を境に帰国が決まったケースが増えています。インフルエンザの問題以前に、そこまで駐在員を中国に置いておく必要はなくなってきたのだと思います。

 さらに、6月〜7月にかけては新卒大学生の就職問題が噴出するでしょう。いずれにしろ、これからが中国にとって正念場であり、目に見える形で様々な対策を打ち出してきています。政府も社会不安を非常に警戒しています。

 しかし、ローン金利がど〜んと下がったことは我が家にとっては非常に嬉しい限りです。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類