ヘチマは前回ご紹介しましたが、夏場の中華料理に欠かせないひょうたんや冬瓜もまた然りです。冬瓜はあの大きな実の中身は料理として使うとして、生薬で使うのは皮と種です。
皮は主に利尿作用があり、とくに水腫などの治療に使うことがあります。生薬の皮ばっかりを集めた五皮散という試験にも出てくるぐらい有名な処方があるのですが、こうした処方とも組み合わせます。
冬瓜皮は腎疾患でも浮腫の治療に使うこともあります。スイカ同様、喉の渇きをいやす作用もあるので、夏場にもってこいということになります。
一方で、冬瓜の種は、肺にいいとされ、熱のこもった痰の排出や、熱のこもった咳などの治療に使います。また、膿を排出するというところから、虫垂炎治療の処方にも使われます。有名な大黄牡丹湯なんかの処方にも使われました。
意外と活用範囲が広い冬瓜です。
中華料理では、スープの具に使いますし、実をスライスして炒めたりもしますね。あっさりとしているので私の妻も夏よく料理します。
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