2012年04月10日

指紋登録してきました

 在上海日本国総領事館の領事部門は、3月26日(月)に上海マート13階に移転したそうなのですが、最近、あまりそちらのほうへ行く用事がなく、今日初めて行くことになりました。私がこちらに来てから、移転されたのは3回目だと思います。

 今回の目的は、日本の無犯罪証明の取得のためです。これがいろいろと厄介で、まずは、領事館に事前に電話をしておき、日にちを予約し、そのあと実際に窓口へいったあと、書類を書いて提出します。持ち物はパスポートだけで、お金はかかりません。

 領事館の窓口はいつものように中国の方。というわけで、中国語で話せば、手っ取り早く指示してくれます。(こういうとき、日本語はまどろっこしい。)

 事前情報では、2時間ほどかかるということで、そんなに簡単ではないとは想像はついていたのですが、まず領事館の窓口は結構混雑していました。上海マートの窓口は、完全に日本人向けと中国人向けでスペースが分けられていて、訪日観光客の増加と、中国在住日本人の増加を見越した移転だったとすぐに想像がつきました。前の窓口はやはりちいさかったです。

 さて、警察証明書を申請するための書類を提出すると、いよいよ指紋の採取です(^▽^)

 以前、関空で出入国自動化ゲートの手続きをするとき、自分の指紋情報を登録したのですが、いとも簡単にできてしまったので、そんなもんだろう、とタカをくくっていたら、全然そんなことなく、これがかなり厄介でした。まさに、黒インクとの格闘です。

 指紋は左手と右手の10本分の指先をとられ、さらに4本合わせ指紋、親指まるまる1本分の指紋も採取されました。

 単に、拇印を押す感覚で良いのではなく、指先に側面から先端にかけてしっかりと黒インクを塗り、指を90°にぐるりと傾けるという本格的なもので、指の側面から反対側の側面までみっちりと採取されました。少しでも色抜けしたらだめという、かなり厳格なものでした。

 聞くところよると、犯罪者に対しての指紋採取も同じような感じで行うそうで、あまり気持ちのいいものではありません。

 採取された指紋は、東京へ送られるとのこと。あとの外務省やらの日本での手続きは、東京華僑総会が代行してくれます。

 もちろん、自分でもできますが、警察証明書の発行までに1〜2ヶ月かかるのだそうで、出てきた証明証を在日中国大使館で認証しないといけないので、こちらも厄介。ここは、今回領事館でもらった華僑総会の代行案内に従うことにしました。

 10時に予約して、出てきたのは11時過ぎだったので、思ったより早くできました。数時間かかる大仕事ではありませんでした。

 自宅に戻った後、華僑総会の窓口となっている、東京にある華聯旅行社へ連絡。あとは、証明証できるまでの連絡待ちとなります。
 しかし、2ヶ月というのは長いですね。これだけ科学技術が発展しているのだから、こうした証明ぐらいコンピューターですぐできそうな感じもするのですが。。。。
 手数料は、中国に送る場合で11000円。

 こんなとき、自分に日本国民としてのIDカードがあって、そこに指紋からなんやかんや、自分の情報を一括管理できたらいいのにと思いますね。指紋情報もあれば、偽造される心配も減るし。

 なんか、行政の事務手続きは、全然時代の流れに追いついていないような気がします。

 それでも、今年は、上海からe-taxのシステムを使って、確定申告を無事済ませることができたので、少し進歩したことに拍手を贈ることにします。

 これで私のすべての指紋が採取されてしまったので、要らぬ疑いをかけられぬように、正々堂々と活きていきたいと思います。

 2ヶ月後に無事届きますように。

 

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類