2013年05月10日

京滬高鉄のビジネスクラス、いやグランドクラスか?!

 中医学の学会で、いま南京に来ております。今回は発表こそはませんが、事務局が私にも声をかけていただき、ありがたい限りです。
 明日から2日間は朝からびっちりと発表を聞く予定です。参加者は中国各地の専門家ばかり。私の恩師も発表されますが、そのメンバーのすごさにプログラムを確認して感動しました。

 学会に行くと、色々な先生方とのつながりができ、自分の知識を充電するいいチャンスです。そして、そうした先生方の「生の声」を聞けるのも、中国で生活するメリットの一つだと思います。貴重な診察時間をお休みにした分、しっかりと収穫して日々の臨床に役立てます。

 さて、今回はじめて京滬高鉄を利用して南京に行きました。クルマで行くか、行くまいか迷ったのですが、ナビで計算しても我が家からだとどちらも4時間程度だったので、一人旅だし、鉄道で行くことにしました。

 実は、何を隠そう、京滬高鉄を利用するのは、今回が初めてです。だったら、南京までの最速列車で、しかもウワサになっていたビジネスクラスに乗ってみようと(妻に内緒で)企んでおりました。

 高速鉄道を使った場合、上海-南京の運賃はさまざまな選択肢があり、Dではじまる列車なら、2時間半かかりますが、95.5元でいけますし、最速のGではじまる列車なら1時間ちょいで134.5元でいけます。また、Gではじまる列車は、1等車にすると219.5元しますが、まだその上があり、ビジネスクラスが429.5元というものです。JR東日本でいうと、1等車がグリーン車なら、新幹線のグランドクラスに相当するものです。

 「鉄分」補給だ!

 まず、チケットですが外国人はパスポート、中国人は身分証明が必要なのですが、永久居留証(グリーンカード)だけでも購入できました。ただ、このカードの存在をしらない窓口が多いので、説明する必要があります。私は念のためパスポートも携帯していますが、ここではあえてカードを見せて、少しでも認知度を上げられたらと思っています。ちなみに、ホテルの宿泊もこのカードで大丈夫です。

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 虹橋駅にきたらぜひ見ておきたいのが眼下に待合室を眺める風景。列車こそは見えませんが、巨大体育館のような空間に、ずらりと人が座っています。

 列車は上海虹橋駅の1番乗り場から。いちおう、ビジネスクラス用の貴賓室が準備されていて、ソフアーでコーヒーやお茶を飲みながら発車時間までを待つのですが、利用者はほぼゼロ。静かに、ゆったりと過ごすことができました。係のお姉様も昼寝しておりました。

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 ただ、改札口は他の乗客と一緒なので、結果的には行列に並ぶ必要があります。昔、軟座に乗るときは、別だったんだけど、行列が長いだけにちょっと残念です。

 さて、車内ですが、立派な3列シートが並んでいました。飛行機のビジネスクラスのような、一人の空間が確保できるようになっていて、前のシートが倒されても全く気になりません。また、座席のポジションは電動でかなり細かく設定でき、フルフラットにもできます。これだったら、北京-上海の5時間は苦痛にならない。

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 座席には枕とスリッパが用意されていました。あと毛布があったらいいのですが、それは確認しませんでした。

 今回利用した列車はシーメンス系のCRH3型列車です。最高時速は299キロでした。

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 発車してしばらくすると、女性乗務員による乗車券と身分証明証の確認。ここでも、例のカードで問題ありませんでした。そして、飲み物のサービスと、お菓子の詰め合わせが配られました。鉄道警察が、貴重品に注意するように巡回していました。

 座席には、コンセントがあるので、パソコンやスマホを充電するのには便利です。飛行機との大きな違いは、なんと言ってもネットをやっていてもいいわけで、そいうすると時間はあっという間に過ぎてしまうと思います。

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 その昔、客車に乗って上海から南京に行ったときはまさに半日がかりの旅でしたし、寝台列車に乗ったときも、上海と南京は長かった記憶があります。しかし、高鉄に乗ってしまうと、たった1時間と数分で到着していまいます。この列車もスピードを落とすことなく、滑るように走ります。線形が非常にいいので殆ど揺れないのです!

 あと、ビジネスクラスで感心したのは、車内がもの凄く静かなこと。やはり、中国ではいい環境を求めるのには、それ相応のコストがかかるのだと実感しました。金を払えないのなら、文句をいうな!ということでしょうか。

 この静かな環境は、値段以上のメリットがあると私は思いました。到着後の疲労感が絶対違います。

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 到着した南京南駅からは、地下鉄で学会場となるホテルへ移動。南京地下鉄も、ちょっと来ない間に充実していて、地下鉄1号線の支線が、南京南駅と街の中心を結ぶ形になります。

 しかし、なんかいいですね。南京の街は、ギスギスした上海とちがって、なんかノンビリした感じがします。人々の物腰も柔らか。いろいろ聞いても、本当に丁寧に教えてくれます。ホテルのロビーのお姉さんも感じがよかった。私のところにも、南京から通院されている患者さんがおられますが、時折耳にする南京の話を思い出し、ああ、なるほど!と。残念ながら、南京市政府が誘致に積極的でも、なかなか日系企業には出にくい何かがあるのだそうです。でも、私のこの街の印象はそう悪くないです。

 では明日の演題に向けて、予習して寝ます!

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(今回の論文集は分厚い!)
posted by 藤田 康介 at 00:03| Comment(0) | 中国旅行記
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