
今の季節は、地元の夏野菜はまだ時期がはやいですが、豆類が美味しい季節です。我が家でもソラマメをどっさり買いました。この時期の上海料理には欠かせません。値段は、上海市内の半分以下になります。同じ上海でも、これだけ物価が違うんです。

現在、長江は禁漁期で、魚介類はちょっと不利なのですが、それでもいくつか珍しいものが。今日は、小さめのアンコウが出ていたので、買って帰りました。そんなこともあろうかと、クルマにはクーラーボックスを積んであり、帰り際に市場で氷をもらって積めて帰りました。
その後、いつも行きつけの「農家楽」でお昼をいただき、麦畑の農道にクルマを泊めて、小休止。

麦畑を漂う麦の穂は、風になびくと本当に美しい。しかも、木々も風になびくので、サラサラといい音がするのです。上海では、人のいない静かな場所は本当に貴重だと思います。



さて、アンコウですが妻は料理したことがなく、とりあえず紅焼にして出て来ました。川魚とちがって臭みがないので、とっても美味しい。

実は、知り合いの上海人が浙江省の舟山で大黄魚を取引していて、時々いただくのですが、とっても美味しい。舟山は中国でも数少ない大黄魚が捕獲できるエリア。また上海料理で数少ない海の幸なので、基本的に我が家では味も淡泊に蒸し上げる「清蒸」にしています。臭みがあまりなく、骨も刀魚のように多くないので、上海では大黄魚は高級魚になってしまいました。接待料理では、1匹1,000元以上でレストランに並ぶと聞いて驚きました。それほど、大黄魚は上海人が好きなのです。

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