
(朝はプライベートビーチを走る)
まずは、九州電力の山川地熱発電所へ。温泉研究と切っても切り離せない関係にあるのが地熱発電です。一般にも公開されていて、見学に行くと担当者が丁寧に説明してくださいます。そもそも、地熱発電には温泉旅館との難しい関係があり、源泉に影響がでないのかどうかの議論が今も続いています。出力3万キロワットの発電所ですが、思ったより仕組みは簡単のように感じられました。

指宿は色々と楽しいところが多いですが、日本の戦時の歴史を痛感する場所もあります。

その一つが、知覧でしょう。知覧には知覧特攻平和会館があります。ここから、陸軍特攻隊が日本や満州から集結し、飛び立っていた場所でもあります。実物の戦闘機や遺品も展示されており、もの凄くインパクトがある展示になっています。私の妻がどう思うかと思ったのですが、10代の若者が特攻隊として命を落とすことはあり得ない!と言っていました。そこから靖国問題にまで会話は発展し、歴史の両面をどのようにするべきなのか夫婦で討論してしまいました。
幸い、この日は天気にも恵まれ、開聞岳もきれいに見えていました。開聞岳の勇姿には、悲しい歴史があるのが忘れられません。


知覧には武家屋敷街もあります。本州とはまた違った街並みを形成しており、歩いてみるのもよいかと思います。日本の道100選にも選ばれています。

開聞岳の勇姿と言えば、ぜひ訪れたいのがJR最南端駅の西大山駅。鉄道フアンなら、その写真を一度は目にしたことがあるかと思います。ちょうど、地元の中学生達が職業体験で切手を売っていたので、お土産に買いました。駅前には駐車場も整備されていて、観光しやすくなっていました。

お昼はもちろん、指宿で有名な流し素麺。唐船峡まで行ってきました。「平成の名水百選」に選ばれた水を使っての流し素麺ですが、ポイントはそのマシーン。井上廣則さんが開発され、回転式そうめん流し器として実用新案を取得された町長さんで、これが結構楽しかったです。落差60メートルの水圧を利用しているのだそうです。何故か印象に残ったのが、ここのそうめんつゆ。風味があって美味しかったです。

巨大ウナギで有名な池田湖に寄ったあと、いよいよ指宿の砂蒸しへ。私は、砂蒸し会館『砂楽』に行きました。

指宿の温泉街に位置します。素っ裸で浴衣に着替え、砂の中に埋まること10分。4歳の娘も一緒に埋められました。(^_^) 彼女は結構好きだったようで、もの凄く楽しんでいました。10分いるだけで、汗が出る出る。砂に埋もれていると、心臓の鼓動がドクドクと聞こえてきて、中医学でいう「活血化瘀」の状態になっていることが実感できます。砂蒸しのあとは、会館内にある温泉に入って砂をきれいに洗い落とせます。


夜はまた指宿の商店街に繰り出して焼き鳥。上海ではなんとなく鶏肉を食べるのに抵抗があったので、鹿児島では地鶏を満喫しました。木曜日の夜だからでしょうか、あまりお店に人が入っていないのは残念でしたが、料理は良かったです。ここで、指宿で出てくる刺身醤油が甘いことを発見!食べたことない味に感動してしまい、さっそくスーパーに行って買って来ました。

(すいかがとっても美味しかった)
