2013年06月04日

上海からとっても近い霧島の魅力

 関西出身の私にとって、いまでこそ九州新幹線の登場で身近になったものの、やはり鹿児島といば遠いイメージがあります。でも、上海に拠点を移してから、あらためて地図を見てみると、鹿児島は本当に上海から近い。飛行機に乗っても1時間半で着いてしまうのです。このことを知らない人は意外と多い。しかも、空港が鹿児島市内から離れているので、霧島までの距離をさらに縮めています。

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 今回は娘がまだ小さかったこともあり、霧島周辺をトレッキングできませんでしたが、それでも高千穂河原や霧島神宮、えびの高原を散歩してみました。今年は、ミヤマキリシマが例年になく沢山咲いているとのことでした。

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 途中、丸尾の滝を見学したり、不動の池によってみたりと見所が一杯です。

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 地熱発電所の見学として、標高826メートルにある大霧地熱発電所にも行ってきました。ここの出力は3万キロワット。先日行った山川地熱発電所と仕組みはほぼ同じでした。
 蒸気井の深さは3,100メートルだそうですが、実際には蒸気を有効的に活用するために、出力を落として運転しているのだそうです。地熱発電とはいえ、蒸気を使いすぎると、涸れてしまう危険性があると職員の方に教えていただきました。理論的には、不透水層と呼ばれる地層があるので、温泉の湧出と、蒸気の噴出はあまり関係ないと言われていますが、それでも大自然が相手だけに実際の所は難しい調整が必要なようです。

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 鹿児島の最終日は、霧島アートの森にも寄っていきました。廃止された山野線の枕木を使った日本一長い枕木階段など見所もあるのですが、私達が行きたかったのは牧場。高原には競走馬を引退した馬が放牧されていて、乗馬体験もできました。

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 さらに、九州自動車道へのアクセス途中には、湧水町を経由し、JR栗野駅前にある丸池湧水にも立ち寄りました。名水百選にも選ばれている湧水ですが、とても透き通っていて神秘的な感じです。じっと水面を見つめていると、どこからが水面下でどこからが水面上なのかわからなくなってきました。

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 その近くで、地元の幼稚園児が網を片手にサワガニを捕まえていました。このとことをWeiboで中国語で書いたら、自分たちの子供もこういう環境で育てたいという中国人のお母さんからの声も聞きました。(一方で、そういう教育方法では競争社会で勝ち残れないという意見もありましたが。。。)まあ、価値観は色々あっていいわけだし、でも良い水ときれいな空気は本当に羨ましく感じました。

 鹿児島最終日は、福岡まで移動。日本列島のなかでも、九州ほどのサイズは移動が楽でいいですね。海と山を満喫できた、私達家族にとっても最高の旅になりました。

 日本にいると当たり前すぎた景色も、海外にいるとずっと関心度が高まり、日本以上に日本への旅に行きたくなるものです。

 そう、いわゆる「再発見」です!


posted by 藤田 康介 at 16:20| Comment(0) | やった〜!日本なり
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