さて、2年過ぎると、中国にも車検制度があります。私もこのプロセスを無事完了できましたので、メモしておきます。
まずは、違反のチェック。上海市内には非常に多くのカメラが仕掛けられていて、電子警察が撮影しています。これら違反の処理をして、罰金まで納付しなければ車検を受けることがすらできません。便利なことに、違反状況は以下のHPで確認できるようになっています。
上海交通安全信息網
我が家の場合、私は違反が無かったのですが、妻が駐禁を1回しており、これの処理が公安のミスでちょっと厄介でした。違反の処理をする公安の窓口も市内にたくさん有りますが、浦東新区ではこちらになります。車検場では当然違反切符の処理はできないので、くれぐれも調べておくように。出戻りの人をたくさん見かけました。
ちなみに、駐禁の罰金は200元で減点はゼロ。銀行口座に振り込めばいいのですが、ネットバンキング経由での振込がうまくいかない。どうも、公安側が入力した数字がを間違えていて、そのために違反の証明をとるのに2回も公安へ出かけました。こういう事務的なミスは中国ではいまでもよくあるので注意。私の医師免許も、名前のスペリングが違っていて、衛生局に抗議にいったこともあります。

さて無事罰金が納付されても、HPにデータとして反映されるまで2〜3日かかるので待たなければいけません。HPで再度確認して、すでに違反記録が無くなっていたら、いよいよ検査場へいきます。検査場は市内にかなりの数があります。詳しくはこちらから。
私は、金豊路99号の永達汽車検測にしました。
まず1番窓口へ。上海ナンバーであれば、必要な書類は強制保険の副本とクルマの行駛証。そして申請書に記入して終わりです。車検にかかる費用は200元。

そのあと、クルマにもどって順番待ち。その間に、係官がやってきて、クルマに積んでいる三角表示板を助手席に置くように指示を受けました。その後、ライトのチェック、ウインカーのチェック、ボンネットを開けて登録番号のチェックなどをします。係官に言われるままに操作をすればOK。

私は、新車登録をしたあとに、前に昼間点灯用のLEDライト、後ろにスポイラーをつけていたのですが、なんの指摘も受けず。ただ、ウワサではルーフキャリアをつけたりすると言われることがあるらしい。
そこそこの行列になっていましたが、待つこと15分ぐらいで係官がやってきて私のクルマを運転して検査場に持って行ってくれました。その間は待つだけ。
検査場では排気ガスのチェックなどかなり細かい検査が行われていました。外から中の様子をのぞくことができます。

検査項目はひとつひとつ細かくチェックされ、また15分ぐらいするとクルマが戻ってきました。検査表をみた係官が、私の名前が四文字でることに気づき、「おお、日本人か!」という会話になり、「日本にも車検があるんか?」とかたわいも無い会話になると、無愛想な係官もにっこりになります。こういうとき、日本人だといいですね。だいたい、自分で車検にくる日本人なんてそう滅多にいないでしょうからね。(^_^)
いったん打ち解けると、あとは色々なお節介をしてくれます。それがまあ中国らしいところですね。

そのあと、書類にサインをすると、4番窓口に提出。
つぎの2015年が表記された車検シールと、排ガスの環境基準をクリアしたという環境保全のシールを受け取って車検は完了。フロントガラスにはまだ強制保険のシールもあるので、シールがやたらと増えてきました。まあ、厳密にすべてつけないといけないということはないそうなのですが。

ということで、めでたくクルマの中国での初車検が終了しました。
ちなみにこの2年間で走った距離は2万5000キロほどでした。

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